第541回『真昆布』
8月23日放送
■旨みたっぷり!真昆布物語
■旨みたっぷり!真昆布物語
世界遺産になった和食。その基本は、上品ながらも濃厚な旨み!それを生み出すのは今回の主役、旨みがぎゅっとつまった真昆布です。老舗料亭の調理長・大嶋高幸さんは「天然の真昆布の出汁は最高」と言います。江戸時代に北前船によって多くの真昆布が集積し、真昆布文化が花開いた大阪と、真昆布の産地、北海道・南茅部の川汲(かっくみ)の、伝統の旨みを守る男たちの物語に迫ります。
■大阪で花開いた真昆布文化
■大阪で花開いた真昆布文化
天下の台所・大阪では、名物の「粉もの」も、昆布の美味しい出汁が生み出していたんです!今では広く親しまれているうどんや、お好み焼きのルーツも、昆布出汁にありました。そして、昆布専門の昆布屋がたくさんあるのも大阪。老舗の昆布屋・こんぶ土居の四代目・土居純一さんに真昆布の魅力をお聞きします。大阪に根付く昆布文化の魅力とは!?
■大阪の老舗昆布屋と産地の漁師の絆
■大阪の老舗昆布屋と産地の漁師の絆
真昆布の一大産地は、北海道・道南の南茅部・川汲(かっくみ)浜。土用の丑の日を過ぎると、天然真昆布の漁が解禁されます。江戸時代から最高級の真昆布が獲れると有名な浜にも、時代の変化とともにある品質劣化の危機が。そんな危機を救ったのは、地元漁師と大阪の老舗昆布屋の熱い絆でした。日本料理の旨みを守る男たちの情熱の物語がありました!
■家庭で簡単!真昆布イタリアン
■家庭で簡単!真昆布イタリアン
大阪の料理研究家・森ちえこさんは真昆布をイタリアンに使います。地元で愛されてきた真昆布の旨みは、イタリアンとも相性抜群!幼いころから真昆布に親しんできた森さんのアレンジで、出汁にして、粉末にして、もちろん出汁をとったあとも、イタリアンらしく、彩り鮮やかに真昆布を味わいつくします。そして、みんな大好きイタリアのマンマの味も、真昆布でさらにおいしく、一口食べれば笑顔がこぼれる一皿に。
取材先
制作担当
【ディレクター】徳丸 あす香(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)