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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第242回『小芋』

9月20日放送

■秋を告げる美味「小芋」

■秋を告げる美味「小芋」

すすきを飾って団子や里芋を供える「お月見」は、平安時代から続く秋の風習。小さな里芋「小芋」を茹でたり蒸したりした「きぬかつぎ」は月見に欠かせない秋の美味です。
粘りのある食感とほのかな甘み・・・月夜の晩にちょいとつまみたくなる、丸くて小さな小芋の魅力をたっぷりと紹介します。

■絶品!静岡産「石川小芋」

■絶品!静岡産「石川小芋」

数ある里芋の品種の中で小芋と呼ばれるのは「石川早生」通称「石川小芋」です。静岡県掛川市は石川小芋の一大産地。築地の仲買人が「絶品!」と口を揃える小芋です。その秘密は砂地の畑にありました。今が収穫の最盛期。小芋農家は大忙しです。

■お袋の味「煮っころがし」

■お袋の味「煮っころがし」

傷のついた小芋は農家の人たちが大切にいただきます。お母ちゃんに教わる美味しい小芋料理はどれも家族が大好きなお袋の味。定番メニューはなんといっても「煮っころがし」です。ねっとりとした美味しさがたまりません。

■小芋の料理の数々・・・

■小芋の料理の数々・・・

美味しい小芋料理を作るコツは何といっても「味を含ませる」こと。東京神楽坂にある懐石料理の名店で、プロの技を教えていただきます。さらに普段小芋を使うことはないというフランス料理のシェフが小芋料理に挑戦。果たしてどんな料理が誕生するのか?
和食だけではない小芋の新たな魅力をお楽しみ下さい。

今週のおすすめレシピ

今週のおすすめレシピ

【小芋の煮っころがし】
これぞ「オフクロの味」。驚くほど美味しくて簡単!小芋の煮っころがし。家族の皆さんへ、ぜひお試しください。


《材料》(4人分) 分量は目安です。
・ 小芋・・・16個~20個
・ みりん・・・大さじ2
・ 醤油・・・大さじ4
・ 砂糖・・・大さじ2
・ 昆布・・・大2枚
・ かつおぶし・・・少量

《作り方》
1. 小芋を皮ごと10分茹でた後、冷めたら小芋の皮をつるんとむく。
2. 鍋に小芋を入れ昆布を上にのせる。
3. 2に、みりんと醤油と砂糖、少量のかつおぶしを加えたらアルミホイルで落とし蓋をします。(分量はお好みで加減してください)
4. 常にクツクツ煮立っている状態の火加減で、煮汁が少なくなるまで煮含める。煮汁が少なくなったら、鍋をゆすって煮汁を小芋にからめれば出来上がり!

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)