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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第193回『北海道 新じゃが』

9月15日放送

■北海道の歴史はホクホクから

■北海道の歴史はホクホクから

でっかい大地でホックホクに育ったジャガイモ。おなじみのメニューは、シチューやじゃがバター!函館では、バターに加えてイカの塩辛も乗せて食べられます。ジャガイモには、北海道と共に歩んだ歴史がありました。

■でっかい大地でふんばった旨さ!

■でっかい大地でふんばった旨さ!

男爵いもの名産地、北海道南部の今金町。今は新じゃが収穫のまっさかりです。この地方では、昼と夜の寒暖差がおいしい男爵いもを育てます。でも、今年は出来が心配だったそうです。夏、2ヶ月もの間、雨が降らなかったのです。「それでも大きく育ってくれていたジャガイモに感謝だね。」そんじょそこらの作物には負けないイモの生命力。このジャガイモの底力こそ、北海道の開拓を支えてきたのです。

■北海道開拓 イモと共に・・・

■北海道開拓 イモと共に・・・

明治初期、大自然の猛威の中、原生林を切り開いた開拓民たち。寒冷で痩せていた北海道の土地で作物は容易に根付かず、生活は苦しいものでした。では、何が主食とされたのでしょう?厳しい大地に、ジャガイモだけは育ったのです!それは、ジャガイモ原産の地・南米アンデス高地に似た気候だったから。開拓民たちの命の糧となったジャガイモ、普段は塩煮やイモ飯としてお腹を満たしました。でも、収穫の祝いや来客のときにはひと手間かけたごちそうに変身します。ジャガイモ100%で作る“いももち”や“フキンコダンゴ”とはいったいどんな食べ物なのでしょう?

■男爵さんのおイモ

■男爵さんのおイモ

ジャガイモは保存が利きますが、翌年、夏の頃までが限界です。次の収穫期までの約2ヶ月、人々は飢えと戦ってきました。しかし、明治の末、画期的なジャガイモが北海道に登場します。早く大きく成長し、収穫量も多い、病害虫に強いジャガイモ。そしておいしい!これこそが“男爵いも”です。おイモの祖とは、川田龍吉いう男爵さん。どんな人物だったのでしょう?彼がイモにこだわりを持った理由とはいったい?

■北海道の風景 そのまんまの味

■北海道の風景 そのまんまの味

牛の放牧、広大な畑。誰もが思い浮かべる北海道の風景です。牛からの恵み、乳製品とジャガイモは北海道でいち早く組み合わせて、食べられてきました。牛を飼った男たちが食べてきたイモを使った牛乳味噌汁。手作りバターで食べるジャガイモ。広大な北海道の醍醐味をご堪能下さい!

今週のおすすめレシピ

今週のおすすめレシピ

【男爵いもの牛乳味噌汁】
シンプルなのにとっても深いコク!
栄養も満点です!

《材料》〈10杯分〉
・男爵いも・・・4個
・牛乳・・・・・・・・・1ℓ
・味噌・・・・・・・・・50g程度

《作り方》
1.いもの皮を剥いて、輪切りにする。
2.鍋に いも、牛乳、味噌をいっきに全部入れる。
3.かき混ぜながら約15分、いもが煮えれば出来上がり。

牧場生まれの男の料理!
野菜を入れてアレンジすれば豪華な一品にも。

取材先
制作担当

【ディレクター】 河野 あや子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】 土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】 高階 秀之(テレビ朝日)