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オオシタアナ
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映画が自由に楽しめる時代に生まれてよかった。
「泣ける映画ベスト30」、さすがに厳選された30本だけあって、本当にいい映画ばかりでしたね。新作が次々と公開されますが、1本を選ぶとなると、やはり名作を選んでしまいますよね。香取さんもおっしゃっていましたが、VTRの最初のほうですでにウルっときてしまい、10位くらいになるとどんどん畳み掛けるようにきて、涙腺が危なかったです(笑)。
 でも、泣くっていいものですよね。最近も邦画ですが吉永小百合さんが主演の『母べえ』を見て、ボロボロ泣いてしまったんですが、そのあとに、やけに気分が晴れ晴れしていることに気付いて改めてそう思ったんです。私の理想の映画は、笑いのなかに、泣きがあるというものなんです。『母べえ』もそうですが、そういう意味でおすすめなのが、チャップリン作品です。番組でもご紹介しましたが『街の灯』は、そんな条件を満たしたダントツで素晴らしい作品ですし、ほかにも、『独裁者』、『キッド』も、一見の価値のある作品です。チャップリン作品は無声映画ですけど、セリフがなくてなぜあそこまで感動できるだろうっていうほど、魅了させられるんです。どれも、古い作品ながら、古さを感じさせないメッセージが素晴らしい。未体験の方は、ぜひ、一度ご覧になってみてください。
 それにしても、現代は悩みも苦しみもあるけれど、自由に映画が楽しめて、さまざまな考えを盛り込んだ映画が作れる時代なんですよね。そんな時代に生まれてよかった、常に戦争や争いが日常にある古い映画に触れるにつれ、そんなことも思った特集でした。


(大下容子アナ)
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