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今回取り上げるのは、ある臓器がジワジワと破壊されていく恐ろしい病気。
日本の患者人口は9万人以上で、子供から高齢者まで発病するといいます。
一体、どんな病気なのでしょう? |
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最近体がダルくて、仕事に身が入らない。 |
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吐き気がしたり、実際に吐いたりする事もある。 |
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悩みやプレッシャーに弱いタイプだ。 |
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ストレス解消と言えば、酒! ほぼ毎日、大量に飲んでいる。 |
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近頃、食欲が落ちた。 |
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時々、ミゾオチのあたりが痛む。 |
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腰や背中がキリキリと痛む事もある。 |
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じっとしているのに、やたらと口が渇く。 |
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よく下痢になってしまう。 |
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最近よく、「ヤセたね~」と言われる。 |
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以上のうち、デンジャラス・ファクターは…3.6.7!
これにチェックがついた人は、非常に危険な状態にあるかもしれません。 |
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アルコールの大量摂取、上腹部の痛み、腰から背中にかけての痛み、この3つの条件が揃い、なおかつ、痛みが継続する場合、すい炎、特に慢性すい炎が強く疑われます。このほか、慢性すい炎の症状としてよく現れるのが、体のだるさ、吐き気や嘔吐、食欲不振、下痢など。また、すい臓の機能が低下し、すい液の分泌量が減少すると、消化吸収が十分に行われなくなり、その結果として体重が減っていきます。そして、すい臓が持つもうひとつの役割、ホルモンの分泌機能が低下すると、他の臓器や器官に悪影響を及ぼし、合併症として、別の病気を引き起すケースがあります。その中でも怖いのが、「日本人の国民病」と呼ばれる有名な病気、糖尿病です。慢性すい炎が引き金となって糖尿病が起こるメカニズムを紹介すると――、すい臓から分泌されるホルモンの代表格が、血液中の糖分、血糖値を下げる役割を果たすインスリンですが、慢性すい炎によってすい臓の機能低下が進むと、このインスリンの分泌量が減少。その結果、血糖値が異常に高くなる糖尿病が引き起こされるのです。1プンドックの中の「やたらと口が渇く」というチェックは、実はこれ糖尿病の症状の一つで、すい炎の合併症として既に糖尿病が発症している危険サイン。お酒の量を減らすとともに、早めに、内科・消火器科を受診することをオススメします。 |
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すい臓とは、胃の裏側あたりに位置し、十二指腸に密着した、オタマジャクシのような形状の臓器で、その役割は大きく分けると、(1)すい液と呼ばれる消化液を分泌し、タンパク質や脂肪の消化吸収を助ける、(2)人体の生命活動に不可欠なさまざまなホルモンを分泌するというふたつ。このすい臓に炎症が起こり、組織が破壊され機能低下していく病気が、「すい炎」です。急性の場合、激烈な腹痛を伴い、重症化すると、すい臓から漏れ出したすい液が、周りの臓器をボロボロに溶かしてしまう恐ろしい病気。一方、症状が穏やかなだけに早期発見がなかなか難しいのが、慢性すい炎です。 |
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