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先週24日、テレビ史上初の出来事が起こりました。それは、テレビ朝日系の「SmaSTATION-3」と、フジテレビ系の「27時間テレビ」を生中継でつなぐという、テレビ局の垣根を超えたクロス中継です。そこで今回は、スマステが過去に実現してきたテレビ界の常識を破る数々の出来事を振り返るとともに、テレビ局が協力しあったさまざまな試みを検証しました。
「ベラベラブック-2」とフジテレビの番組「チョナン・カン」発信による、「チョンマルブック」の同時発売。その時、テレビ朝日とフジテレビで、共同CMを作成した。
昨年10月、「SmaSTATION-3」としての1回目の放送には、日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビと、民放3局の社員が登場。ベラベラステーションでしのぎを削った。
ことし1月、香取慎吾主演のNHK大河ドラマ「新選組!」の放送がスタート。通常、テレビ界では、他局で放送中の番組を大々的に取り上げる事はないのだが、スマステーションでは再三に渡り、「新選組」を特集。さらにゲストとして、土方歳三を演じる山本耕二さん、佐久間象山演じる石坂浩二さん、藤堂平助演じる中村勘太郎さん、滝本捨助演じる中村獅童さん、寺田屋おかみ・おとせを演じる戸田恵子さんらをお迎えした。そして「新選組!」第1回放送前日には同作の脚本を手がけた三谷幸喜さんも登場した。
「クイーン特集」の時には、木村拓哉主演のフジテレビ系月9ドラマ「プライド」の映像が。また、中居正広主演のTBS系ドラマ「砂の器」の映像も流れた。
逆のケースとしては、今月23日放送のフジテレビ「チョナン・カン」に、スマステのプロデューサー・武居康仁が出演したことも。
テレビ界で初めて、局の垣根を越えた瞬間…それは1956年に遡る。その番組は「ゆく年くる年」。当時のテレビ欄を見てみると、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京と、キー局すべてが同じ「ゆく年くる年」を放送していた。これは、それまで大晦日の視聴率で圧勝していたNHKに対抗すべく、民放各局が毎年持ち回りで「ゆく年くる年」を製作し、全てのチャンネルで放送したのだ。「ゆく年くる年」は、この形で1956年から89年まで放送され、最も多いときには、地方局も含め、民放、実に103局が参加した。そして91年には「砂の器」で知られる松本清張の作家40周年を記念し、民放4局が3本ずつ、計12本の松本清張原作ドラマを製作。1993年にはフジテレビとTBSが、ザッピングドラマなる画期的な形式のドラマを放送。これは、フジテレビとTBSが全く同じ時間に、同じストーリーのドラマを放送するというものなのだが、一方は男性の主人公目線でドラマが進行、もう一方は女性の主人公の目線で進行する、というものであった。最近ではことし行われた、「アテネオリンピック・バレーボール世界最終予選」。TBSとフジテレビが女子の試合は交互に、男子は前半TBS、後半はフジテレビで放送された。
また、民放同士だけでなく、国営放送であるNHKも協力して制作された番組もあった。それが、世紀の祭典「オリンピック」。1976年のカナダ・モントリオールオリンピックからスタートしたのが、ジャパンプールなる方式。これは、民放とNHKが映像を分け合うというもの。実況を行うのは、中継権を獲得した担当局のアナウンサーとなるため、例えば、前回のシドニー・オリンピックを例に取ると、女子マラソンで実況を担当したのはテレビ朝日の森下桂吉アナウンサー。この様子をニュースなどで放送する際、他の民放やNHKであっても、そのまま森下アナウンサーの実況つきで流れるのである。まもなく始まるアテネオリンピックでも、この方式が採用されることになっており、民放キー局は共同でCMも作成している! アテネでテレビ朝日が実況を担当するのは、メダルが期待される柔道や競泳予選など! 森下アナウンサーらの実況が各局に響き渡ることになる。
「(今回のクロス中継は)めったにないことで、面白かったんじゃないですか。話題にもなりましたし…。これからも面白いコラボとして、あり得ないことじゃないですね。テレビ局同士というのは、本来は裏表ですから、切磋琢磨して、競い合って、視聴者に面白いものを結果として伝えていく、というのが当たり前の姿だと思うんですけど、企画が合致して、視聴者がそれで面白いと思って見てくれれば、そんないいことはないんじゃないかと思います」。
「楽しく拝見しました。私どもも、バレーボールでフジテレビさんとやらせていただいたりしましたが、双方のテレビ局が、それぞれの信頼関係の上で相乗りして、それぞれに番組をやっていく、というのは、まったく新しい情報として面白いと思います。番組とか局の信頼関係の上で新しいことをやろうということがベースになるんで、そういうことを築き上げているところ同士が組む回数が、この先どれだけ増えるのかということだと思うんです。単純に倍々ゲームで増えていくのかというと、そんなことはないと思いますが、ある種の方法としては、これらもあると思うんです。香取さんとも、これからいろんなことが出来ればと思います。是非取り組ませてください」。
「フジテレビさんとテレビ朝日さんが、2局で画期的な試みをするというのは、私もテレビマンのひとりとして、非常に嬉しいです。とにかく、視聴者の方が楽しんでいただけるものが作れた、というのが大きいと思います。視聴者の方、スポンサーの方、代理店の方が、形はどうあれ楽しめる、というのが、テレビにとって必要だと思います」。
「楽しくやらせていただきました。ウチの社長も大変喜んでいて、画期的なことだと申しておりました。テレビ朝日さんにもお世話になりました。ウチは、どんどんやりたいと思っているんですけど、みなさんが「ちょっと勘弁してほしい」っていうんじゃないかと思っているんです。(今回)ウチは、楽しくやらせていただいたんで、お申し出がありましたら、是非ラフくんのところまで。お待ちしております」。
「面白かったですよ、画期的なことが出来て…。もともとスマステは僕の好きな番組なんですけど、こんないい形で出来て、みなさんにお礼を申し上げたいと思います。新しいテレビ朝日を目指して現場は頑張ってるんですけど、その象徴として、これからも新しいチャレンジをしてほしいと思います。民放キー局が5局あって、SMAPのみなさんが5人いらっしゃるんで、その5人の方々が各局にひとりずつ出ていただいて、5元生中継みたいな企画が実現すると素晴らしいなと思います。よろしくお願いします」。
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