日だからこそ、世論を二分している安倍元総理の国葬の問題を、十分な時間をとって伝えるべきだという友人もいた。ウクライナの続報や、為替と株の情報をもっと知りたかったという声もあった。 いずれも道理である。 女王の葬列につ
登板となった7日は、まさにカラフルな内容となった。 ノーベル平和賞の発表が行われ、人権活動に取り組むロシアとウクライナの団体、ベラルーシの個人に贈られることになった。プーチン大統領が強権的手法で目指す政治的野望の
円安に振り回される日本経済。中国や北朝鮮といった強権国家のリスクにどう向き合うかという安全保障上の問題。ウクライナ情勢も風雲急を告げており、国会ではこうしたことも連日取り上げられている。番組でももっとそうした
は祖国をどこまで傷つければ気が済むのか。 陽気にわれわれ取材クルーに声をかけてくる人たちも、アメリカによるウクライナ支援をどこまで続けるべきかといった質問には、神妙に言葉を選んでいた。彼らは旧ソ連の人でもあり、今
もたらし、やがて葉を散らしていくこの季節の風情に、年齢の方が近づいていく。 だが、世情はあまりにも厳しい。北朝鮮、ウクライナ。いずれも予断を許さない。G20などの外交ウィークの中で、米中や日中の首脳が久々に対面で会談し、互いの
もしれない。 われわれ有権者の側も、ひとりひとりがきちんと考えを組み立てていく必要がある。ロシアは相変わらずウクライナを侵攻し、北朝鮮は核とミサイルの実戦配備の段階に移行しつつある。現実は厳しいのだ。 子どもや孫の世
現の可否を論じてみようと思った。下院議長を選ぶことすらままならなかったアメリカ政治のカオスをきっかけに、ウクライナをはじめとする複雑な今年の国際情勢について読み解いてみようか、とも思った。 しかし、1月9日の僕は、
ドのクラクフへの乗り継ぎ便を待つ間に、この原稿を書いている。その僕の旅程はというと、クラクフを経由して、陸路、ウクライナのキーウに向かう予定だ。 決して楽な旅ではない。戦争をしている国に行くのだから。戦争をしている国に
グ 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 物語はここから始まる 2023年02月11日 1週間にわたったウクライナへの取材の旅が終わった。数えきれないほどの気づきがあった。 西部の街・リビウから首都キーウに向かう列車の中で出会ったのは、立派な
頻度で発射を繰り返し、練度を挙げたミサイル技術は、もはや「実験」を越えて「実戦配備」の段階に入っていると見られる。ウクライナ情勢に世界の関心が集まる今は、北朝鮮にとってはむしろ好都合ともいえる。脅威は差し迫っており、日韓