ければならないという特殊な条件での演奏でしたが、関本さんはこれを「他の楽器とアンサンブルをしている感覚」と表現してくれました。これには納得。しかも音楽の流れに無理がないのはさすが。脱帽するほかありません。 ザギトワ選
た。ただ流れるような美しいメロディを作るのではなく、メロディの合間に低音をさしはさんで、引きずられるような表現を加える。これで曲にぐっと奥行きが感じられるようになります。アルトフルートの深みのある音色を活用した
与えてしまうと、コンクールの価値が問われかねません。ときどき見かける「1位なしの2位」というコンクール特有の表現からは、そんな微妙なニュアンスが漂ってきます。 飯尾洋一(音楽ジャーナリスト) コメント(0) 記事URL mixiチェック ツ
の証であると言えるでしょう。 チェロは高機能な楽器でもあります。音域の広さのみならず、特殊奏法を含めた多彩な表現力を持っています。黛敏郎作曲の「BUNRAKU」はまさにその好例。太棹三味線や大夫の語りを模すという作曲者の大胆な発
ぷりと歌っていただきました。さすが全米からオーディションで選ばれた7名とあって、すばらしい声と技術、そして表現力。2017年、ディズニーがアカペラ・グループを結成するためにオーディションを行なうと発表したところ、1500名を超
鳴らすのが九面太鼓。神話の世界がこれほど身近に感じられるのは霧島ならではでしょう。 神々の様子を太鼓と舞で表現するという発想も興味深いところ。重量1トン以上にもなる巨大な和太鼓は、視覚的にもインパクトがあります。
たように思います。 チャイコフスキーの「ワルツ・スケルツォ」を演奏したのは郷古廉さん。キレのあるテクニック、明快な表現によって、25歳とは思えない成熟度の高い音楽を披露してくれました。ストラディヴァリから輝かしく豊麗な音
が演奏してくれたのは、父親であり高名な作曲家である福士則夫作曲の「竜夢」。ファゴット一本だけでこれだけ多彩な表現が可能なんですね。 飯尾洋一(音楽ジャーナリスト) コメント(0) 記事URL mixiチェック ツイート 投稿日:2019年11月09日 10:
音のような効果音はシンセサイザーで作れるわけですが、これを生の音で実現するのがウィンド・マシーン。風や嵐を表現した音楽は多いので、鈴木優人さんがおっしゃっていたように、意外と歴史のある楽器(?)です。ワーグナーの「さまよ
ソロで朗々と歌い上げることもできる、豊かな響きを持った楽器。一見、アンバランスに見えますが、宮田さんは繊細な表現でギターにぴたりと寄り添ってくれました。 一方、ヴァイオリンとピアノの組合せは王道のデュオ。レパートリー