りますよね。田中彩子さんが歌ってくれたモーツァルトの「夜の女王のアリア」では、どこから出てくるのか思うような高音が飛び出します。軽快で、ユーモラスで、でも迫力がある。爽快でした。 このアリアが登場するモーツァルトのオペラ「
でしょうか。 エリック・ミヤシロ EMバンドの演奏もカッコよかったですね。あのスカッと抜けるようなトランペットの高音はどうやったら出せるんでしょう。サックスやトロンボーン、ハーモニカなど、ソロの聴きどころも満載でした。 同
異なる声のキャラクターを持っているところも大きな特徴といえるでしょう。デイヴィッドの軽やかで伸びのある高音、カルロスの深みのある力強いバリトン、セバスチャンの表現力豊かで甘い声質、ウルスのリリカルで端整な歌唱
に楽しそうでしたね。 白樫真由美さんは難曲として知られる「魔笛」の「夜の女王のアリア」に挑戦。コロラトゥーラという高音の技巧が求められる曲で、もう信じられないような快挙です。一瞬、コンサートホールにオペラ劇場の興奮が満た
で歌ってくれました。ふたりの息がぴったり合っていましたよね。それにしても良子さんの発声は驚異的です。最後の高音がスーッと無理なく伸びてゆく様子は爽快の一語。 「聖者の行進」は、名ジャズ・プレイヤーたちへのリスペクトにあ
で硬質な美声。声質も「イケメン」といった感じがします。中央のイニャツィオは明るくのびやかな声で、無理なくスッと高音が伸びてゆくのが魅力。右のピエロは輝かしく張りのある情熱的な声。オペラだったらヒロイックな役柄が似合
の魅力や特徴、低音楽器ならではの苦労について語っていただきました。 通常、ソロでもアンサンブルでも目立つのは高音楽器です。弦楽器ならヴァイオリン、木管楽器ならフルート、金管楽器ならトランペット。オペラでも主役はテノー
した。 高校生たちから寄せられた質問はどれも具体的。「トロンボーンで小さな音をきれいに出すには?」「トランペットの高音がキツい音になってしまう」。そして、質問に対するプロの教え方は、細かな奏法を手取り足取り教えるのではなく、
あります。木管楽器中心の編成で、とても軽やかで透明感のあるサウンドが印象的でした。ピッコロとフルート2本の高音が効いていましたね。しかも7拍子。7人編成、7人のこびと、7拍子という7づくし。新鮮味がありました。 二曲目は
の曲を9人で弾く、しかも弦楽器だけでどうやって?……と思っていたら、いきなり冒頭から低音楽器のコントラバスが最高音域でテーマを奏でるという想像の斜め上を行く展開。次から次へとアイディアが飛び出して、すべてが普通では