泣くらむそのかの母もわれを待たむぞ (さあ、この憶良めはこれで引上げますかな。子供は泣いているし、妻もわたしを待っているでしょう) この「ら」は今でいう「め」ですね。「わたしめ」なんて使うでしょう。 『日本国語大辞典』によると「自分に対す