はじめまして。
今日はじめて御社のウェブサイトを拝見しました。日本語どらのアナが非常に興味深くおもしろいですね。その中のひとつ「いまどきのマニュアル語」に関して日頃から感じていることを書きます。
私は生まれも育ちも札幌ですが、店員に限らず日常一般的に「○○はよろしかったですか?」「お決まりでしたか?」等の表現をよく使います。他の人はわかりませんが少なくとも私にとってはこう言うしかないのです。というのも「よろしいですか?」「お決まりですか?」と言ってしまうと自分の言いたいことと違ってしまうからです。過去形にすると「自分が尋ねる前にすでに決まっていましたか?」つまり「決まっていたかもしれないのにお待たせしてすみません」というようなニュアンスが含まれます。
}この他にも、誰かに「わかった?」と聞かれれば「今説明した内容についてわかったか?」という意味にとらえて「わかった」と普通に言えますが、これがもし「わかる?」と聞かれたら「これくらいの内容を理解できるような能力があるか?」という意味に聞こえ、不快感を感じます。このように、過去形にすると丁寧になるというのは英語のw
ould you~?やCould
you~?と似ているなあ、と思います。また「このスイッチもう押ささってる」と言うと「気づいたときには既に押された状態になって今も継続している」という意味になりこれも英語の現在完了そのものです。
私が感じるのは、方言は標準語では表現しきれない内容を的確に言えるすばらしいものだということです。地方毎に特色ある表現があるのはそれがないと表現するのに不便だからなんだろうと思います。もちろん別の地方にいけば誰もわからなくて当然だから使用を控えなければと思う反面、自分の地域にいて普通に使っている状態を標準語しか使わない人に「不快」といわれてしまうことには違和感を覚えます。ひとくちに日本語といっても本当に難しいですね・・・。
ご意見というよりも独り言のような内容になってしまいしたが、おもしろいと思って読んでいただけたなら幸いです。 |