する建造物が、1608(慶長13)年に江戸幕府2代将軍・徳川秀忠により建立された、重文・本門寺五重塔。高さ約30mの塔は、初層に垂木を平行に配置した和様の平行垂木、2~5層には放射状に配置した禅宗様の扇垂木を見ることができます。 また日
様式で建てられ、屋根が先に向かって強く反り上がっています。屋根の下にある羽のように突き出している部分は尾垂木(おだるき)と呼ばれ、これも禅宗様建築の特徴です。屋根は“こけら葺き”という薄い木の板を重ねる工法で作られて
す。小寺醤油店は、1933(昭和8)年に港区白金に建てられた商店です。建物の見どころの一つが出桁(だしげた)造りで、屋根の垂木を水平にさせる桁が建物の外に出ているのが特徴です。軒を大きく前に張り出させるため、桁も外に出したそう
んでいました。看板建築でありながら、出桁(だしげた)造りという建築様式も持ち合わせた建物です。出桁造りは、屋根の垂木(たるき)を水平に支える桁が外から見えるのが特徴。軒を大きく丈夫にするための工夫だったそうです。 店内は、大