小焼け」のメロディが風にゆれてきこえてきた。 「ね~、これな~に?」 後ろから長女が大きな声で聞いてくる。 「ん~、5時の合図でしょ」 「ごじのあいず…」 (必ず1回復誦する) そして、 「どこでなってるの?」 「ん~、区役所でしょ」 「くやくちょん…。 くやくちょんってな~に?」 「ク