称の付かなかった第13番のほうは、今でもよく「幻想曲風ソナタ」の名で呼ばれています。 辻井さんが「月光」に与えた愛称は「かなしみ」。たしかに第1楽章には一貫して静かな「かなしみ」の感情が流れているように思います。そこから軽やかな