群馬・南牧村
~山里に復活!憩いの温泉~

舞台は群馬県南牧村。自然に惹かれ南牧村に移住し、昭和25年に閉鎖された温泉を、仲間とともに復活させた小保方 努さん(47歳)が主人公です。
群馬県太田市出身の努さんは、大学で自然体験の活動をしたことがきっかけで、自然学校で働き始めます。いくつかの自然体験の場に勤める中、2012年に南牧村で民宿をしながら地域活性化を目指している米田 優さんと知り合いました。米田さんの背中を追いかけ、2013年に南牧村へ移住。民宿や畑作業、体験イベントを手伝う日々が続きます。南牧村は存続が危ぶまれている「限界集落」。なんとか地域を元気にしたいという思いから、閉鎖されたままだった温泉を復活させて活性化を図ろうという話が持ち上がりました。米田さん、努さんを中心に仲間が集まり、築200年の古民家を改修。クラウドファンディングで薪ボイラーを調達し、山の上の源泉から湯を引き込みました。工事のプロがいない中、仲間たちと力を合わせて作業をし、2018年9月『星尾温泉 木の葉石の湯』をオープンしました。
南牧村の自然と人に惹かれて移住し、温泉を復活させた努さんと仲間たちの温かな山里暮らしを紹介します。



今回の主人公、小保方 努さんは『星尾温泉』を一人で管理しています。薪のボイラーで温度調整をしているため、営業中はこまめに薪をくべ、時間を見つけては薪割りをしています。そんな『星尾温泉』は湯が赤味を帯びていることから別名「黄金の湯」とも呼ばれ、地域の方やリピーターのお客さんに愛されています。



温泉施設が休みの日は、新たに借りた古民家の改修作業を行っています。米田さんをはじめとした『星尾温泉』を復活させた仲間たちが取り組む新たな施設です。ここは、南牧村に興味を持った人が短期間の移住体験をしたり、村外に住む仲間たちが宿泊できる施設として使用していく予定です。



さらに、近隣に住む方のお宅に眠っている古い道具など村の歴史を伝える物を集めて、暮らしの資料館を開こうと計画中です。この日もレコードプレーヤーや味噌づくりの道具などを譲っていただきました。



努さんには南牧村の大先輩である米田さんから学びたい事が沢山あります。この日は南牧村の名物「食べられる炭」を使った炭うどんの作り方を教わりました。今回は水や塩の加減により上手くできませんでしたが、小保方さんの打ち姿に「筋がいい」と米田さんからお墨付きをもらい、これからは「炭うどんづくり体験」を任せてもらえそうです。




体験型古民家民宿 かじか倶楽部
米田さんご夫婦が営む民宿です。
様々な体験メニューがあります。
詳しくはお問い合わせください。
電話番号:090-1558-2899
宿泊料金:10,000円~(1泊2食付き)




星尾温泉 木の葉石の湯
小保方さんが施設長を務める温泉です。
宿泊もできます。
電話番号:090-4733-4939
営業時間:午前11時~午後6時 (最終受付:午後5時30分)
定休日:月曜から木曜
入浴料
大人:1,000円
子ども:500円(小学生以下)
3歳以下:無料