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2023年10月7日神無月の壱

群馬・渋川市
~夢の第2章!絶景キャンプ場~

群馬県渋川市の山中にある土地をコツコツ開拓し、オートキャンプ場を開いた高橋豊さん(71歳)と妻・典子さん(66歳)が主人公です。『人生の楽園』では2年前、ご夫婦がキャンプ場をオープンさせるまでの暮らしを追いかけて紹介しました。当時、未来の夢として掲げていたのが「いつかグランピング用のドームテントを設置する」こと。そしてついに今年、夢を叶えて敷地内に豪華なドームテントのあるグランピングエリアをオープンしたんです。その後の夫婦の暮らしは激変していました。
秋田県出身の豊さんは、一級建築士として観光施設の設計の仕事をしていました。典子さんと結婚後、37歳で独立し夫婦で設計コンサルティング会社を立ち上げます。しかしバブル崩壊後、仕事が行き詰まり、建設と不動産を手がける大手企業に転職するも、リストラに…。その後、豊さんは工事管理や営業など様々な仕事に就くうちに大きな夢を抱くようになります。それは「“生きた証”として地図に残る仕事をする」こと。ご夫婦は典子さんの故郷である群馬県で土地を購入。山の斜面の荒れ地を、マイホームがある埼玉県から通ってはコツコツと整備し、2021年『ベースキャンプ はる』をオープンしました。
開業から2年、『ベースキャンプはる』は進化し続けています。当初から完成イメージ図に描かれていたグランピング用のドームテントサイトをオープンさせたのは今年の夏。また典子さんはキャンプ場の隣の畑を借りて30種類を超える野菜を栽培、宿泊客が収穫体験できる広大な農園にしました。埼玉にあったマイホームはキャンプ場資金のために売却。キャンプ場から車で5分ほどの場所にある家を借りて暮らすようになりました。家賃は4万円と安く、自家製野菜をふんだんに使い食費を節約しながら暮らしています。渋川市には、70歳以上で割引や無料になる温泉施設がいくつかあり、ご夫婦は毎日温泉を楽しみながら「水道光熱費の節約にもなる!」と大喜び。続いての目標はマイホームを建てること。他にも人工滝や管理棟の設置など、まだまだ『ベースキャンプはる』は完成しておらず、お2人の挑戦は続きます。
榛名山を望む絶景と自然を楽しむことができる『ベースキャンプはる』。念願のドームテントを建ててもなお進化し続けるこの場所は、豊さんと典子さんの夢の舞台です。年齢を重ねても2年前と変わらず大きな夢を追い続けるパワフルなお2人の活躍、これからも目を離せません!

2021年にオープンした『ベースキャンプ はる』。この2年の間に大きな進化を遂げました。1番の変化は、グランピング用のドームテントが完成したこと。当初から完成イメージ図に描かれていた、お2人の夢が形になりました。ドーム内は広々としていてゆっくりとくつろげる造り。温かみを感じられるようにと、床に高価な無垢材を使ったのは豊さんのこだわり。そしてソファー席からは、榛名山が眺められるよう計算されています。さらに、典子さんはキャンプ場の隣の畑を借りてお客さんが収穫体験をできる広大な農園を始めました。育てている季節の野菜はなんと30種類以上!収穫体験はビニール袋いっぱいで300円。子どもたちが夢中になって野菜を採ってくれるのが、嬉しくてしょうがないと典子さんは言います。それでも「キャンプ場の完成度はまだ50パーセントくらい!」と言うお2人。『ベースキャンプはる』はこれからも進化し続けます!

2年前は埼玉県加須市にあるマイホームから渋川市まで、車で通いキャンプ場の整備をしていたお2人。唯一の休憩場所は、キャンプ場内に置かれた小さなプレハブ小屋でした。しかしなんとお2人、キャンプ場の整備資金を調達するため、自宅を売ってしまったんです。現在ご夫婦が暮らすのはキャンプ場から車で5分のアパート。家賃は4万円、自家製野菜で食費を節約しながら生活しています。次なる目標はマイホームを建てること!先にドームテントを設置してしまったことで、「マイホームを建ててくれるって言ってたんですけど。いつになるかなぁ?」とぼやく典子さんに、「設計図はできているんだけどなあ。あとは予算をはじいて…」と話す豊さん。パワフルなお2人ならきっと、マイホームの夢もそのうち叶えることでしょう!

「伊香保温泉」で知られる渋川市はあちこちに温泉が点在する「いで湯の街」。市内には70歳以上で割引や無料になる温泉施設も多数あるんです。節約と健康のため、毎日温泉に通っているという豊さんと典子さん。キャンプ場での仕事や作業で溜まった疲れを癒します。そして、癒しといえば、典子さんは新しく習い事を始めました。乾くと固まる樹脂粘土でお花を作る、「パンフラワー教室」です。講師の橋本先生は山好きな方で、山野草をモチーフにした精巧な作品を作ります。この日は典子さん、「フキノトウ」作りにチャレンジ。渋川市に完全移住したからには新たに交友関係を広めたいと教室に入った典子さん、同じく教室で学ぶ仲間とおしゃべりを楽しみながら作り上げていきます。完成した作品は、キャンプ場施設内に飾るつもりです。こうした日々の癒しも、お2人のキャンプ場作りへの力になっているのでしょう!

『ベースキャンプ はる』にグランピング施設利用のお客様がやってきました。豊さんの故郷、秋田県横手市出身の関東に暮らすお仲間です。皆さん、グランピング施設を見るのは初めて。「わあ、すごい。」「広い!」と、ドームテントを見回し感動。そしてこの日の夜には、グランピング施設の建設に携わった職人さんや、ご近所さん、渋川市内に暮らす地元のお客さんも集まり、グランピング施設オープン記念コンサートを開催。歌い手は、豊さんの同郷の仲間と、渋川市で知り合った友人たち。それぞれが得意な音楽を披露する手づくりの温かいイベントです。コンサートは大いに盛り上がり「大勢の皆さんの力で形になっていくんだな、だから夢を大いにみようと思います。」と、さらに皆さんから勇気とパワーを頂いた豊さん。偶然同じ日に行われていた地元の花火大会がクライマックスを飾り、温かなイベントは幕を閉じました。

楽園通信

ベースキャンプ はる

高橋さんご夫妻が営むキャンプ場。グランピング施設では気軽にキャンプ気分が味わえます。なお、食材のご準備をお忘れなく!
「ベースキャンプはる」ホームページからのご予約がスムーズです。

電話:0279-25-8416
問い合わせ時間:午前9時~午後6時
定休日:火・水曜
テントサイト 3,300円~10,450円
ドームテント 大人(中学生以上)8,800円~
       子ども 4,400円~
※料金は季節によって変動します
野菜収穫体験 1人300円