柳原尚之先生(季節を噛みしめる)

白玉汁粉

かわいらしい白玉に、やさしい甘さのつぶあんを温めて合わせます。

全量エネルギー 874kcal 塩分0.9g
テキストNO.206 P77

材料(作りやすい分量) 白玉粉・・・70g
水・・・50cc
食紅・・・適量
つぶあん・・・150g

作り方

【一】ボウルに白玉粉と分量の水を入れて混ぜ合わせ、全体に水が回りしっとりしたら、直径3cm程度の大きさのかたまりを1つ作って平らにつぶす。
【二】鍋に湯を沸かし、【一】で作ったかたまりを入れて茹でる。1分ほどして浮いてきたら取り出して、【一】のボウルに戻し入れる(鍋の湯は取っておく)。茹でた白玉を芯にして、残りの粉を滑らかになるまで練り込む。
【三】できあがった生地の1/3量は、少量の水で溶かした食紅少々と合わせて、薄いピンク色にする。
【四】【二】の鍋の湯を再び沸かし、生地を直径1.5cm程度の団子に丸めてから、真ん中をへこませるようにしながら平たくして入れる。団子が浮いてから10秒ほどしたら、水にとる。
【五】別の鍋につぶあんを入れて火にかけ、水適量(分量外)を加えて、お好みの固さにのばし、温める。
【六】器に水気をきった白玉を入れ、【五】をかけていただく。

ポイント
  • 【茹でた白玉を芯に】
    一つだけ大きめの白玉を先に茹で、それを芯にして再度練り込むことで、粉にしっかり火が入り、時間が経っても固くならない白玉になります。
  • 【浮きあがって10秒】
    白玉は、火が通りやすいように、真ん中をへこませて茹でます。浮いてきてから10秒ほど経ってから上げて水にとると、ちょうどいい火の入り具合に。

おはぎ

つぶあんのおいしさを一番感じられるおはぎ。少し小ぶりに整えると、食べやすく上品な仕上がりに。

全量エネルギー 1563kcal 塩分1.5g
テキストNO.206 P76

材料(作りやすい分量) もち米・・・1カップ
〈つぶあん〉
小豆・・・200g
水・・・50cc
ざらめ糖・・・50g
グラニュー糖・・・90g
塩・・・小さじ1/4

作り方

もち米を炊く
もち米は、炊く3時間前に研いで水に浸ける。炊飯器にもち米、水240ccを入れ、普通に炊く。

◆つぶあんを作る
【1】小豆はざるに入れて流水で洗い、鍋に小豆と小豆の3倍量の水(分量外)を入れ中火にかけ、15分ほど茹でる。
【2】煮汁が濃い小豆色になったら小豆をざるに上げ、流水で洗う(渋きり)。
【3】再び鍋に【2】と小豆の3倍量の水(分量外)を入れて強火にかけ、煮立ってきたら中火にして、アクを取りながら40分ほど茹でる。途中で煮汁が少なくなったら適宜水を足し、常にひたひたの状態を保つ。ひと粒取り出し、指で簡単につぶせるぐらい柔らかくなるまで茹でる。
【4】別の鍋に分量の水とざらめ糖を入れて煮溶かし、【3】を加えて木じゃくしで混ぜてなじませる。グラニュー糖を加えて、強火で混ぜ合わせる。
【5】あんにつやが出たら塩を加え、火を弱めて、木じゃくしで一文字を描くと鍋底が見えるようになるまで練る。
【6】木の板やバットに広げて冷ます。

◆おはぎの作り方
【1】炊きあがったもち米はボウルに移し、すりこ木でついて半づきにする。
【2】手に水をつけて、【1】を小さい俵型に丸める。
【3】固く絞った布巾を手のひらに広げ、つぶあんをのせ、薄く伸ばす。【2】をあんの真ん中にのせ布巾ごと包むようにあんを伸ばしながら包み、形を整える。

ポイント
  • 【柔らかく茹でる】
    親指と小指で簡単につぶせるぐらいまで茹でて、滑らかなつぶあんに。まだ芯が残っている場合、小豆が煮汁から出ないよう、水を足して調整しながら茹でます。
  • 【半づきにする】
    炊き上がったもち米を温かいうちに、すりこ木で半づき(まとまる程度の粗つぶし)にします。食べやすく、米の食感ともちもち感の両方を楽しめ、消化も助けます。

にら雑炊

にらと生姜を効かせて、さらりといただく。
ささみと椎茸で、噛みごたえもある身体に優しい雑炊です。

1人分エネルギー 251kcal 塩分2.3g
テキストNO.205 P81

材料(2人分) 鶏ささみ・・・1本
椎茸・・・3枚
にら・・・5〜6本
卵・・・1個
生姜・・・15g
ごはん・・・200g
だし汁・・・2と1/2カップ
塩・・・小さじ1/2
薄口醤油・・・小さじ1
酒・・・大さじ1/2

材料補足 【だし汁の作り方】
昆布20cm長さと水1200ccを鍋に入れて中火にかけ、昆布から泡が出れば取り出し、火を強める。
煮立てば火を止め、かつお節16gを入れて沈め、1分おいて布巾でこす。

作り方

【1】ささみは筋を除いて薄塩(分量外)をし、グリルや網などで焼いて、熱いうちに手で裂く。椎茸は軸を除き、粗い薄切りにする。にらは3cm長さに切る。卵は溶いておく。生姜はおろし金でおろす。
【2】ごはんはざるに入れて流水で洗ってぬめりを取り、さらさらになれば水気をきる。
【3】鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸いたら塩、うす口醤油、酒で味つけし、【2】とささみを入れる。
【4】再び沸いたら椎茸を加え、にらを入れ、溶き卵を流し入れて火を止め、蓋をして蒸らす。卵に火が入れば、茶碗によそい、おろした生姜の絞り汁を加える。

ポイント
  • 【ささみは焼いて裂く】
    ささみは煮る前に焼くことで、香ばしさと噛みごたえが出ます。熱いうちに裂くことで、鶏のくせが抜けます。※最初はとても熱いので、箸である程度裂いてから手で。
  • 【ごはんは水で洗う】
    鍋に入れる前に、ごはんを流水でさらさらになる程度に洗います。そうすることでぬめりが取れ、さらりとした口当たりのよい雑炊になります。

う鍋

1人分エネルギー 484kcal 塩分2.8g
テキストNO.205 P80

材料(2〜3人分) ウナギの蒲焼き(市販)・・・1串(約150g)
長ねぎ(白い部分)・・・1本
生姜・・・25g
青ねぎ・・・3〜4本
昆布・・・5cm長さ1枚
水・・・3カップ
酒・・・大さじ3
醤油・・・小さじ1ほど

作り方

【1】ウナギは、3cm幅に切る(ウナギにタレがたっぷりついている時は、洗い流す)。長ねぎは3cm長さのぶつ切りにし、フッ素樹皮加工のフライパンで素焼きにして焼き目をつける。生姜は皮を剥き、半分は薄切りにし、残りの半分はおろし金でおろす。青ねぎは斜め薄切りにしてさっと水に漬け、ざるに上げて水気を切る。
【2】鍋にウナギ、長ねぎ、薄切りにした生姜、昆布、分量の水、酒を入れて中火にかけ、15分煮る。
【3】昆布を取り出し、味をみて醤油で味を調え、おろした生姜の絞り汁、青ねぎをたっぷりと入れる。

ポイント
  • 【ウナギを切る】
    ウナギの蒲焼きは3cm幅に切ってから煮るので、食べやすくなります。包丁を細かく動かさず、一気に押し切りすれば、身が崩れません。
  • 【水から煮る】
    水から煮ることで、ウナギからの旨みがしっかりと出ます。調味料を先に入れてしまうと旨みが出にくくなります。長ねぎは香ばしく焼いてから煮ると、風味が出ます。

イワシの梅煮

3時間、梅干しと共に煮て、骨まで食べられる柔らかさ。
こっくりしているのにさわやかな後味です。

1人分エネルギー 318kcal 塩分3.6g
テキストNO.204 P86

材料(2人分) 真イワシ・・・500g
生姜・・・10g
醤油・・・大さじ2と1/2
酢・・・大さじ1
みりん・・・大さじ2
梅干し・・・大1個(または、小2個)
水・・・1カップ
玉酒・・・適量(水1カップに対して酒50tを合わせる)

作り方

作り方
【1】イワシは流水で洗い、爪でウロコを取り、包丁で頭と尾を落とし、身を3等分の筒切りにする。立て塩(水2カップに対して塩大さじ1 ※分量外)で、指や箸を使ってイワシの内臓や血をよく洗い流して、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
【2】生姜は皮を剥き、薄切りにする。
【3】鍋にクッキングシートを敷いてイワシを並べ、醤油、酢、みりんを入れて、クッキングシートで紙蓋をして、さらに落とし蓋をして中火にかける。
  *クッキングシートを敷いてからイワシを入れ、落とし蓋の前にも紙蓋をすることで、イワシの皮が鍋肌や蓋にくっついてはがれることを防ぎます。
【4】沸いた煮汁が魚全体に回ったら、落とし蓋と紙蓋を取り、生姜と梅干しをちぎり入れて水を加え、再度紙蓋、落とし蓋をする。再び沸いたら弱火にして、途中で水分が減ったら、玉酒を落とし蓋の上から少しずつ加え、3時間ほど煮る。

ポイント
  • 【筒切りにして煮る】
    イワシは身の部分を3等分の筒切りにします。食べやすい大きさになり、また下処理の時に、指や箸で簡単に内臓や血をかき出すことができます。
  • 【玉酒を加えて煮る】
    最初から多量の水で煮ると水っぽい仕上がりになります。煮上がって水分がなくならない程度に、玉酒を落とし蓋の上から少しずつ加えながら、3時間煮ます。

豚肉の梅じそ天ぷら

梅ととろろ昆布で夏らしい軽やかな風味ともっちりとした噛みごたえがうれしい天ぷらです。

1人分エネルギー 467kcal 塩分1.8g
テキストNO.204 P87

材料(2人分) 豚ロース薄切り肉・・・6枚
梅干し・・・大1個(または、小2個)
オクラ・・・3本
大葉・・・6枚
とろろ昆布・・・適量
<衣>
|卵・・・1個
|水・・・100cc
|小麦粉・・・45g
|片栗粉・・・大さじ1
しし唐・・・4本
揚げ油、レモン、塩・・・各適量

作り方

作り方
【1】オクラはガクを除いて、塩ずりした後、茹でて水にとり、縦半分に切る。
【2】豚肉を広げて片面に梅干しを塗り、それぞれに大葉1枚、オクラ1/2本をのせて巻き、とろろ昆布で外側を巻きつける。*オクラは、豚肉からはみでてもよい。
【3】ボウルに卵、水、小麦粉、片栗粉を入れてしっかりと混ぜ、衣を作る。【2】に絡めて、170℃の油でカラリと揚げる。
【4】しし唐は軸を切り落とし、油が跳ねないように包丁で小さな穴を1か所開け、170℃の油で素揚げする。
【5】器に豚肉の天ぷらとしし唐を盛り、レモン汁と塩をつけていただく。

ポイント
  • 【梅干しを豚肉に塗る】
    豚肉に梅干しをそのまま押し付けるように塗るだけで、しっかりと梅の味と香りが広がります。もちろん、包丁で叩いた梅肉を使ってもよいです。
  • 【衣に片栗粉を入れる】
    天ぷらの衣に少量の片栗粉を入れて混ぜます。そうすると、小麦粉だけの衣よりも、外側はカラリとした、内側はもちっとした食感になります。

海老と三つ葉のかき揚げ丼

さっくりした衣と甘辛いつゆのしみたごはん。誰もが笑顔になる丼です。

1人分エネルギー 595kcal 塩分4.1g
テキストNO.203 P81

材料(2人分) むき小エビ・・・50g
三つ葉・・・10g
<天ぷら衣>
|冷水・・・1/2カップ
|卵黄・・・1個
|小麦粉・・・60g
揚げ油・・・適量
<かき揚げ丼のつゆ(作りやすい分量)>
|だし汁*・・・1カップ
|醤油・・・大さじ3
|みりん・・・大さじ1 1/2
|砂糖・・・大さじ2
ごはん・・・茶碗に軽く2杯分

材料補足 *だし汁の作り方(作りやすい分量)
昆布20cm長さ1枚と水1200ccを鍋に入れて中火にかけ、昆布から泡が出れば取り出し、火を強める。
煮立てば火を止め、かつお節16gを入れて沈め、1分おいて布巾でこす。

作り方

【1】小エビは立て塩(水2カップに塩大さじ1)で洗って水けをきり、大きければ2〜3等分に切る。三つ葉は、3cm長さに切る。
【2】鍋につゆの材料を合わせ、ひと煮立ちさせる。
【3】天ぷら衣を作る。ボウルに冷水、卵黄を入れてよく混ぜ合わせ、小麦粉を加えてざっくりと混ぜる。
【4】別の小さめのボウルに小エビと三つ葉を半量ずつ入れ、具の全体にちょうど絡むくらいの量の衣を加えてさっくりと混ぜ合わせ、180℃の揚げ油で揚げる。残りも同様に揚げる。
【5】熱々のごはんに温めたつゆを適量かけ、【4】をのせてつゆをかけていただく。

ポイント
  • 【衣の混ぜ方】
    てんぷらの衣は冷水でつくるとさっくりします。小麦粉は混ぜすぎると粘りが出るので、ダマが少々残る程度に混ぜることにとどめます。
  • 【鍋の両面を使う】
    かき揚げは浅めのお玉で鍋の手前の側面から滑らせるように入れ、衣が散らないよう菜箸で鍋の側面を使って押さえつけます。1つずつ作る方が失敗はありません。

和風カレー

里芋、厚揚げが入って食べごたえのある和風カレー。優しくまろやかな口あたりは「山芋」のおかげです。

1人分エネルギー 679kcal 塩分1.9g
テキストNO.203 P80

材料(2人分) 鶏もも肉・・・100g
里芋・・・120g
人参・・・60g
厚揚げ・・・80g
長ねぎ・・・1/3本
ほうれん草・・・1/3束
山芋・・・50g
味噌・・・25g
酒・・・大さじ2
カレー粉・・・大さじ1
だし汁*・・・大さじ2と1/2カップ
サラダ油・・・大さじ1と1/3

材料補足 *だし汁の作り方(作りやすい分量)
昆布20cm長さ1枚と水1200ccを鍋に入れて中火にかけ、昆布から泡が出れば取り出し、火を強める。
煮立てば火を止め、かつお節16gを入れて沈め、1分おいて布巾でこす。

作り方

作り方
【1】里芋と人参は皮を剥き乱切りに、厚揚げは熱湯をかけて油抜きしてから一口大に、長ねぎは斜め切りにする。ほうれん草はさっと茹で、食べやすく切る。山芋は皮を剥いてすりおろす。
【2】小鍋に味噌、酒、カレー粉を合わせて、カレーの香りが立つまで中火で練る。
【3】フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、鶏肉を両面焼いて取り出し、食べやすい大きさに切る。
【4】鍋にサラダ油大さじ1を熱し、里芋と人参を炒め、油全体に絡んだら一度火を止めて、だし汁を加えて煮る。里芋に細串が通るほどになったら、二の練り味噌、厚揚げ、ねぎを加えて中火で煮て、おろした山芋を入れてとろみをつける。
【5】【3】の鶏肉を加えて、鶏肉に火が入れば、ほうれん草を加えてさっと混ぜる。ごはんとともに器に盛る。

ポイント
  • 【鶏肉は取り出す】
    鶏肉は長く火を入れると固くなります。両面が香ばしく焼ければ、中まで火が通らなくても一度取り出し、食べやすく切って最後に加え、そこで完全に火を通します。
  • 【とろみは山芋で】
    バターや小麦粉を使わず、すりおろした山芋でとろみをつけることで、さっぱりとして、口あたりが優しいカレーになります。

豚の角煮

口に入れた瞬間とろけるほど柔らかいその秘密は、豚肉を「煮る」ではなく「蒸す」ことにあります。

全量分エネルギー 2148kcal 塩分5.5g
テキストNO.202 P105

材料(作りやすい分量) 豚バラ肉(塊)・・・700g
大根おろし・・・1/2本分
だし汁*・・・2カップ
砂糖・・・大さじ5
酒・・・大さじ1
醤油・・・大さじ4
練り辛子・・・適量

材料補足 *だし汁の作り方(作りやすい分量)
昆布20cm長さ1枚と水1200ccを鍋に入れて中火にかけ、昆布から泡が出れば取り出し、火を強める。
煮立てば火を止め、かつお節16gを入れて沈め、1分おいて布巾でこす。

作り方

作り方
【1】バットにクッキングシートを敷いて豚肉をのせ、大根おろしで豚肉全体を覆う。大根おろしの汁がこぼれないようにクッキングシートで包む。
【2】【1】を蒸気の上がった蒸し器にバットごと入れ、中火で3時間蒸す。途中、蒸し器に水が足りなくなれば足す。
【3】蒸した豚肉を流水にさらし、崩さないように大根おろしを洗い落とし、氷水で締め、しっかり冷ましてから、豚肉を3cm厚に切る。
【4】鍋にだし汁を入れて火にかけ、【3】を入れる。沸いたら砂糖大さじ4と酒を加え、落とし蓋をして3分ほど煮てから醤油を加え、再び落とし蓋をして10分ほど中火で煮る。
【5】豚肉に味が入ったら、最後に砂糖大さじ1を加え、10秒ほど強火にしてさらにつやを出す。
【6】器に盛り付け、練り辛子を添える。

ポイント
  • 【大根おろしで包んで蒸す】
    豚肉を大根おろしで包んで蒸すことで、余計な脂を取り、豚肉のくせを消します。大根の酵素が豚肉を柔らかくし、下茹でするよりも柔らかくなります。
  • 【味を含ませる】
    豚肉に色を入れ、味を染み込ませるため、醤油を加えてから10分ほど中火で煮ます。ゆっくりと中まで味を含ませることで、こっくりとした味になります。

大根の吉野煮

大根の甘みとあたたかなとろみ。口あたりやさしい、冬のごちそうです。

1人分エネルギー 60kcal 塩分1.6g
テキストNO.202 P104

材料(2人分) 大根・・・6cm
米のとぎ汁・・・大根がかぶるくらい
<煮汁>
|だし汁*・・・2カップ
|酒・・・大さじ1
|うす口醤油・・・大さじ2
|みりん、砂糖・・・各大さじ1と1/2
<吉野あん>
|だし汁*・・・1/2カップ
|酒・・・大さじ1と1/2
|みりん・・・大さじ1/2
|うす口醤油・・・小さじ1
|塩・・・少々
|片栗粉・・・小さじ1(同量の水で溶く)
白髪ねぎ(青い部分含む)・・・2cm長さ2本分

材料補足 *だし汁の作り方(作りやすい分量)
昆布20cm長さ1枚と水1200ccを鍋に入れて中火にかけ、昆布から泡が出れば取り出し、火を強める。
煮立てば火を止め、かつお節16gを入れて沈め、1分おいて布巾でこす。

作り方

作り方
【1】大根は、3cm厚の輪切りにして、皮を厚めに剥く。下になる面に十文字に切れ目を半分くらいの深さまで入れる。
【2】鍋に大根、米のとぎ汁(1回目のとぎ汁)を入れて火にかけ、細串が通るようになったら、火を止めそのまま冷ます。冷めたら、大根を水で洗う。
【3】鍋に煮汁のだし汁を沸かし、調味料と大根を切り目を下にして入れる。落し蓋をして中火で10分煮て、5分火を止める。この、10分煮て5分火を止める、を合計3回繰り返して、味を含ませる。
【4】吉野あんを作る。別の鍋にだし汁を沸かし、片栗粉以外の調味料を入れて弱火にかけ、煮立ったら水溶き片栗粉を回し入れ、とろみをつける。
【5】器に大根を盛り、あんをたっぷりとかけ、白髪ねぎを添え、お好みで一味唐辛子をふる。

ポイント
  • 【そのまま冷ます】
    大根は細串が通るまで茹でたら、汁につけたまま冷まします。これを「湯止め」と言い、温度が下がる間に大根がさらに柔らかく、甘くなります。
  • 【味を含ませる】
    煮物は冷める時に味が染み込みます。10分煮て5分火を止める・・・を繰り返すことで、中までやさしい味を含んだ大根になります。