2025年3月22日(土)午後1:30~放送

番組概要

水谷豊×岸部一徳×檀れい
痛快エンタメ時代劇『無用庵』第8弾
半兵衛&奈津夫婦、用人・勝谷に降りかかる
些細な“事件”から暴かれる江戸の巨悪!
水谷演じる半兵衛が“バカ殿”に!?
痛快な手法で悪を退治!


水谷豊×吉川一義監督が送る笑いと感動、サスペンスフルな痛快エンタメ時代劇!
“隠居殿” 水谷豊דお節介用人”岸部一徳ד隠居殿の妻”檀れい
武士の日常を描きつつ、江戸や武家社会に潜む人間模様を“事件”を絡めて描く!
半兵衛がバカ殿に扮して悪を討つ!?第8弾にしてストーリー展開はさらにパワーアップ!

半兵衛✕勝谷✕奈津のコミカルかつ軽快な絡みは健在!今回も痛快な手法で悪を退治!

 直木賞受賞作家・海老沢泰久原作の短編時代小説「無用庵隠居修行」を、時代劇「だましゑ歌麿」シリーズの水谷豊✕吉川一義監督のコンビでドラマ化! 2017年に初放送、以降年に1回・第7弾まで回を重ね、痛快エンタメ時代劇の人気シリーズとなりました。3人のコミカルで軽快な絡みは健在、江戸庶民や下級武士の生き生きした日常を描きつつ、主人公の半兵衛がひょんなことから江戸に巣食う巨悪を討つ痛快かつサスペンスフルなストーリーにはさらに磨きがかかりました。
 火付盗賊改方を騙る強盗団による犯罪が頻発する江戸で、半兵衛と奈津は地方から江戸にやってきた流しのインチキ修理屋に騙され、そして勝谷は用人仲間から嫁入りが決まった娘にまつわる悩みを耳にします。そんな些細な2つの“事件”をきっかけに、半兵衛らはとある藩が密かに抱える闇へとたどり着くことに…。インチキ修理屋と用人の娘、そして江戸を騒がす強盗団、それらがどう巨悪へと結びつくのか?そして半兵衛らの痛快な“仕置”とは? 第7弾で老人に扮したことで話題となった半兵衛の扮装ですが、今回はなんと“バカ殿”に扮して悪を懲らしめます!
 笑いあり、涙ありの痛快エンターテインメント時代劇の決定版、「無用庵隠居修行8」にご期待ください!

杉本哲太らおなじみのメンバー&個性派ゲストが大集結!

 出演は、水谷豊、岸部一徳、檀れいのほか、半兵衛の悪行退治に力を貸す元御庭番衆・藤兵衛に田山涼成、半兵衛なじみの料亭女将のお咲に中山忍、半兵衛の息子で目付・日向新太郎に田中偉登、その妻・おふみに松風理咲、奈津の母・郁に市毛良枝、半兵衛の理解者でもある火付盗賊改・長谷川平蔵に榎木孝明、半兵衛を高く評価している老中・松平定信に杉本哲太など、豪華レギュラーキャストが今回も集結しました。
 さらにゲストとして、菅原大吉、勝村政信、金子貴俊、火野正平、梶原善、内田慈らが出演。水茶屋店主役の小川菜摘、半兵衛らが面倒を見る小川村の農民・おせき役の橋本マナミもそろって華を添えます。そして、東北地方から江戸に出てきたインチキ修理屋・弥吉役には宮城県出身の狩野英孝が出演。半兵衛らとどんな絡みを見せてくれるのか?注目です。
 江戸の世情も巧みに取り入れ、エンターテインメントだけでない時代劇の奥深さも堪能できる「無用庵隠居修行」。回を重ねるごとに進化を続けるシリーズが、今回もさらに進化します!

前作の“老人”で注目の半兵衛の扮装シーン!今回はバカ殿に変装し悪と対決!?

 「無用庵隠居修行」では、おなじみとなりつつある半兵衛の扮装シーン。ストーリーのクライマックスとなる「悪を懲らしめる」シーンで登場するのですが、今回はなんと“バカ殿”の扮装をした水谷。「本当に毎回、何をやらされるんだろう、という感じになってきました(笑)。扮装して何をやるのかは言えませんが、なんなんでしょうね、あの楽しさは」と大笑い。檀は「水谷さんの扮装を本番で笑わないように、必ず事前にチェックするのですが、半兵衛様はどこまで行くんだろうか、というぐらい楽しいバカ殿でした」と話すと、岸部も「それは見事なバカ殿で。僕も着替えているところを覗きに行きましたけど。あまりのバカ殿ぶりは本当に面白かったですね(笑)」と、水谷の扮装を大絶賛。その面白さを水谷は「カツラ、化粧、そして衣装と、本当にいい世界を提供してくれるんですね。やり切らなければつまらないし、やりすぎると良くないという、ギリギリのところで、すごく良い世界になっていると思う」と分析。
 「これもまた時代劇ならでは」という扮装シーン。どのようなバカ殿が登場するのか、乞うご期待です!
あらすじ
 欲を捨て年寄りらしい暮らしをするつもりだった元旗本の半兵衛(水谷豊)。その思いとは裏腹に若い奈津(檀れい)を娶り、ますます盛んな日々を送っている。今では息子・新太郎(田中偉登)の用人となった勝谷(岸部一徳)は、最近では唐島藩用人・木下(菅原大吉)との将棋に忙しく、半兵衛の家にもあまり顔を出さなくなっていた。

 そんな半兵衛らが暮らす江戸では、火付盗賊改方を装う盗賊による事件が頻発。老中の定信(杉本哲太)も、緊縮財政に不満を抱く将軍派若年寄で唐島藩藩主の倉田(金子貴俊)らから、ここぞとばかりに嫌味を言われ苦虫を噛み潰す。

 木下の娘・加代(宮下結衣)が新太郎の元同僚、大番士の永田(小林亮太)と結婚することになり、行儀見習いのため藩主の倉田の侍女として奉公することになった。が、女癖が悪いと評判の倉田に言い寄られた加代はきっぱりと拒否。奉公をやめたいと父に泣きつく。木下から加代のことを打ち明けられた勝谷は、半兵衛に相談。訳あって謹慎中の木下に代わり、勝谷が唐島藩江戸家老・佐々木(勝村政信)に相談を持ちかける。しかし、佐々木は藩主の倉田を庇い、勝谷の話を一蹴。新太郎にも塁が及ぶと脅し、半兵衛をも大番士止まりと嘲笑い追い返す。

 突然の雨漏りに悩まされた半兵衛は、偶然通りかかった流しの修理屋・弥吉(狩野英孝)に修理を依頼。高い手間賃を支払うが、なおも屋根から雨が滴り落ちてきた。その後、なじみの小川村で出会った腕のいい修理屋の彦八(梶原善)に改めて直してもらうが、彦八によると何者かが雨漏りをするように細工をした形跡があるという。これは弥吉の仕業か? 半兵衛は彦八のために、江戸で探しているという蒸発した母親を藤兵衛(田山涼成)を使って探させることにする。

 半兵衛と奈津は、またもインチキ修理で高い手間賃を手にする弥吉と遭遇。半兵衛が問い詰めると、菊右衛門(火野正平)という男にそそのかされ、悪どい商売に手を染めるようになったという。

 藤兵衛が彦八の母親が唐島藩の下屋敷にある賭場に出入りしているという噂を聞きつけてきた。唐島藩といえば、あの倉田の…。どうやら乱れているのは藩主だけではないらしい。半兵衛は浪人を装い、賭場に潜入。すると、そこにはあの菊右衛門が…!