京都の観光名所の伏見稲荷大社の近くで、中村さんが運営するのが、全席車いす対応のバリアフリーカフェ。段差のない広々とした間取りは、間口の狭い京都では珍しく、ゆったりと過ごすことができます。自身も障がいのある娘さんを持ち、旅先で必要なのは、家族以外の人の理解やサポートだと実感してきました。「なんの問い合わせもなく車椅子で入れる。障がいのある方が気兼ねなく来れる場所にしたい」
目指すのは、“障がいがあっても観光を楽しめる”未来――彼女の挑戦を追いました。