DIARY
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D日記 #110 ヴィク スポーツ港/ドイツ
コロナ禍の中、取材班は日本国内から出れず、撮影を海外在住のスタッフにお願いしています。今回は初のドイツからです。
今回、港時間を初担当させて頂くことになりました。
早朝に自分の住んでいるベルリンを出て、胸を躍らせながら北に3時間車を走らせました。
何しろドイツ海軍の練習帆船『ゴルヒフォック』が6年ぶりにキールに帰ってきたということ。
キールの街に着くと、まずは朝ごはん。
森の中にあるビュッフェ形式のレストランで、パンやハム、チーズ、少々のサラダ、そしてコーヒーと、ドイツらしい朝食を頂きました。
撮影前の腹ごしらえをしたところで、歩いて木陰を抜けていくと、その先に大きな船が姿を現しました。ギャラリーも集まっています。
ゲートに行くと、プレス担当のティムさんが丁寧に出迎えてくれました。
制服がカッコよく、一通り撮影を終えると一緒に写真をとってくれました。良い思い出です。
さらに魅力的に映ったのは、艦長のニールス・ブラントさん。
焼けた肌、海風にさらされてきたような白い髭、太い声。この190cm以上ある大柄な男性は、きっといくつもの荒波を乗り越え、この海軍の艦長の座に着いたのだろうと、短いインタビューの枠を超えて想像を掻き立てました。
キールと言えば、世界最大級ののヨット競技の祭典「キール週間」があります。
例年、約5,000人の船員、2,000隻の船舶、そして約300万人の観光客が集まるとのことで、来年の6月には是非撮影できたらいいなと思ってます。