DIARY
ダイアリー

D日記 #54 浦賀港/日本 神奈川県

世界の港に息づくマリン文化を伝えるべくスタートした当番組。
しかし新型コロナウイルスの影響により
海外ロケの自粛を余儀なくされました。
そして半年
日本の港を軽視していたわけではないのですが
題材に不安を抱いていたのは正直なところです。
でもその不安は撮影を重ねるごとに払拭され
現在では「やっぱり捨てたもんじゃない!」を実感している次第です。
今回取材した「浦賀の渡し船」もそのひとつ。

通勤 買い物 散歩 特に浦賀の東側に住まわれる方にとっては必要不可欠。
僅か3分間の船旅は日常です。
けれど 移動のための時間 移動のための手段 ではないのです。
ささやかだけどとっても幸せな世界へと誘ってくれます。

船頭のひとり内田武夫さん

「この前までこんな小さな子供だったのが
ある日背広着て乗って来たんだよ…」
と目を細めて話してくれました。
まさに港時間ですね。