DIARY
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D日記 #28 カスカイスマリーナ/ポルトガル
日付が変わる深夜0時を回った頃 カスカイスマリーナに白石康次郎さんがスキッパーを務めるレーシングヨット「DMG MORI Global One」号が入港してきました。
フランスのロリアンからの航海はすこぶる順調だったようで、
3日はかかる航路をおよそ2日半で到着。
風の具合が良かったようで、逆に向かい風だと3日以上かかるそうです。
当然ながらヨットにはクルマのようにヘッドライトなどはなく、
暗闇を手探り状態でゆっくりと近づいてきます。
実はこの時我々は携帯電話のライトをかざし、微力ながら誘導のお手伝いをしました。
レーシングヨットには大きなエンジンは搭載しておらず、
「リブ」と呼ばれる伴走艇が牽引。入出港には不可欠な存在なんです。
日中このマリーナの撮影をしていた際、立派なヨットが並ぶ光景に
「さすが高貴なマリーナ!」と思っていたのですが、
白石さんの「DMG MORI Global One」号は段違い!
その存在感と言ったらセスナと戦闘機くらいの違いがあります。
ボディの左右から長く伸びる赤いフォイル(水中翼)も相まって
まさに海のF1マシンのようです。
白石さんは、航海の疲れなど微塵も見せず笑顔で取材に応じて頂きました。
やっぱり「海の男」「レジェンドアスリート」は違いますね、52歳ですよ!
この写真は先週の回で出演をして頂いたカスカイスヨットクラブの元会長マゼランさんと白石さんのご対面シーン。
セーラーでもあるマゼランさんは白石さんの船に興味津々。
椅子すらない内部に驚きを隠しつつも、レーシングヨットとしての
メカニカルな質問までをぶつけていました。
セーラーには国境なんてないんですね。
これがカスカイスから見た大西洋です!