DIARY
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D日記 #19 ワイト島・カウズ/イギリス
ワイト島に渡ったその日の夜、幸運は訪れました。
何か良い題材はないかとカウズの街を徘徊していたその時、
古びたヨットクラブに寂しく灯りが灯っていました。
「よくある田舎のパブだな」と通り過ぎたのですが…何となく気になる。
夕食前でしたが、喉の渇きをビールで潤したいと思い「どうせならあの店で」という
気分でドアを開けたのです。
お客さんは三人。間違いなくローカルの常連客。とてもフレンドリーに我々を迎え入れてくれました。その調子で早速リサーチ開始!
「この辺りでヨット文化を見続けているような生き字引はいますかね?」
と不躾な質問にお客さんたちは考えることもなく「いるよ、この人」と
壁に飾ってある写真を指さしたのです。
その男性こそが今回取材をしたアンディ・カッセルさん。
1996年アトランタパラリンピックのゴールドメダリストだったのです。
実は先程までカウンターに座っていたそうで、ほぼ毎日開店と同時にやってくるそうです。「これは行ける!」と確信と期待に満ちた次第でした。連絡先を聞き翌朝ご本人に電話をすると「いつものように店に行くからその時詳しく教えてくれ、撮影は構わないよ」と短い返事。で、出来上がったのが今回の放送でした。
番組中アンディさんと一緒に飲んでいたのが、情報をくれた常連客の方々です。
皆さん本当にありがとうございました。
ネタ発見後の夕食は、これまた常連客の方に教えて貰ったレストラン。
海の幸からステーキまでとても美味しく頂きました。