ストーリー
第5話 2014年2月13日放送
公園の池に捨てられたスーツケースの中から、男の絞殺体が見つかった。被害者は詐欺グループの幹部・真木祐介(竹財輝之助)。監物(鈴木浩介)が8年前に取り逃がした指名手配犯だった! それからまもなく、事件当夜にスーツケースを池まで運ぶ男を目撃したという人物が、別々に名乗りを上げてくる。目撃者は春日小夜子(根岸季衣)、望月芳江(茅島成美)、松井蘭子(西尾まり)の3人。いずれも主婦ということで、有希子(天海祐希)が事情聴取をすると、犯人の人相に関しては判を押したように同じ証言が飛び出す。3人によれば、犯人は40歳前後の中肉中背の男。髪は短く、眉が濃く、細面で、頬にはほくろがあったという。
真木を取り逃がしたことに今も責任を感じている監物は、3人の証言をもとに執念の捜査を開始。相棒の渡辺(速水もこみち)、遺体発見場所を管轄する所轄の刑事・石田克之(正名僕蔵)とともに、男がスーツケースを運ぶ際に通り過ぎたと思われるマンションの防犯カメラを徹底チェックする。ところが、どういうわけか主婦たちの証言と合致する男は一人として映っていない…。そんな中、有希子はふと3人の証言に違和感を覚える。3人が犯人を目撃したのは視界が悪い夜、しかも別々の場所からだったにもかかわらず、揃いも揃って頬のほくろを指摘していたからだ。
主婦3人は何らかの理由で口裏を合わせ、偽りの証言をしているのかもしれない…!
有希子ら緊急事案対応取調班(=キントリ)のメンバーは主婦3人の身辺を調査。ところが、3人には主婦という点以外に共通点がまるでなく、家族を含めても接点が一切出てこない。だとすれば、彼女たちはどうやって口裏を合わせ、何のために嘘の証言をしたのか――有希子は3人をマル裸にすべく、特別取調室にもう一度呼び出すのだが…!?