2019年08月03日
「神奈川県 梅」
『小田原の十郎梅』
- 【ロケ地】神奈川県小田原市
- 【出演者】出演:御園井裕子(『鎌倉創作和菓子 手毬』代表)
松井玲奈(女優)
今回注目する食材は、神奈川県小田原市の梅。そのおいしさの秘密を求めて、女流和菓子家・御園井裕子さんと松井玲奈が3万5千本もの梅の木が育つ曽我梅林へ向かう。
2人を迎えてくれたのは、19代も続く梅農園を営む穂坂昇さんと妻の珠美さん。
販売されている生梅は青いものがポピュラーだが、これは果実を食べない梅酒用。この時季、穂坂夫妻が収穫するのは、まるで桃のような色合いをした梅。60年ほど前に小田原で生まれた梅干し用の“十郎梅”という品種で、自然に落ちた完熟の果実を収穫する。
落ちても傷まないようにネットを敷いて大切に育てられている十郎梅を、2人も収穫して味見をさせていただく。松井は、その酸味と食感を楽しみ、御園井さんはプラムのような香り豊かでジューシーな果肉を絶賛する。十郎梅は、一般的な完熟梅に比べて、たっぷりとつまった果肉が特徴だという。
今では全国各地から生の十郎梅の注文が舞い込む穂坂さん夫妻にも、苦労した過去が。梅干しの減塩ブームが起こり、昔ながらの穂坂さん夫婦の梅干しの売れ行きが伸びなかった。そんな中、珠美さんが試行錯誤を重ね、はちみつ梅干しなどを研究。そして小田原のコンクールで表彰されたことをきっかけに人気に火がつき、穂坂さんの十郎梅で梅干しを作りたいという人までが増え、人気の梅農園に成長した。
ご夫妻の梅への愛情を感じた御園井さんが、いつもの着物をまとい、腕を振るう…!
伝統の技と斬新なアイデアで、十郎梅が楽しい和菓子に生まれ変わる。暑い夏を乗り切るための爽やかな品々。そしてサプライズの一品も!涼感あふれる梅尽くしの和菓子たち。その味わいとは…!?
さらに今回は、おなじみの福岡博士も登場。梅干しの秘密について科学的に解き明かす!
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匠 穂坂昇さん
奥様 珠美さん
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御園井裕子
「青梅の練切」
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御園井裕子
「完熟梅の手毬」
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御園井裕子
「青梅の寒天ゼリー」
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御園井裕子
「青梅の水羊羹」
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御園井裕子
「完熟梅のかき氷」