松江城は1611年に築城された天守が残っており、国宝となっています。城下町である松江市は、京都、金沢と並ぶ日本三大菓子処として有名です。松江藩7代藩主の松平不昧公が茶人としても活躍していたことから、和菓子の文化が広がったそうです。
松江駅近くにお店を構える「風流堂」は、松平不昧公がかつて好んだ和菓子「山川」を復刻したことで有名な老舗和菓子店です。「山川」は赤白2色が一対となっている落雁のようなお菓子で、赤で鮮やかに紅葉した山を表現し、白で川の水を表しています。しっとりとした食感で、口に含んだ途端さっと溶け、後を引かない甘さが口に広がります。