カツ丼といえば卵でとじたものが一般的ですが、福井県には一味違う「ソースカツ丼」があります。薄くスライスした豚肉を揚げ、特製のタレに浸し、ご飯の上にのせたもの。卵や玉ねぎは入っておらず、トンカツの旨味をダイレクトに感じられる福井のソウルフードです。
ヨーロッパ軒総本店は「ソースカツ丼の元祖」と呼ばれる人気店。大正2年、創業者が料理修行先のドイツで出会ったシュニッツェルという料理とウスターソースをヒントにソースカツ丼を開発しました。薄くスライスした豚肉に目の細かな特製パン粉をまぶしカラリと揚げ、タレをかけた熱いご飯にのせた一品。甘さと酸味のあるソースが肉の旨味を引き立てます。