BACKNUMBERこれまでの放送

2019.06.29

これまでの放送

チェロの魅力を知る音楽会

今、世界の音楽界に目を向けるとチェロが大人気!世界最高峰のオーケストラ「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」のメンバーで構成された“ベルリンフィル12人のチェリストたち”、そして2本のチェロでロックする“2CELLOS”、さらに今年8月に日本初上陸!“100チェロ”と言うように何かと注目されています。そこで今回は、世界も認める日本を代表するチェリスト宮田大さんにチェロの魅力を語ってもらいました。
♪宮田大、東尾理子、角田鋼亮、東京フィルハーモニー交響楽団

出演者

宮田 大  みやた だい /チェロ
第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(パリ)で日本人として初優勝。人気実力ともに若手チェリスト第一人者として活躍している。桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。ジュネーヴ音楽院、クロンベルク・アカデミー卒業。ストラディヴァリウスの他、1710年製M.ゴフリラー(宗次コレクション)を貸与されている。
東尾 理子  ひがしお りこ /客席ゲスト
8才でゴルフを始め、アマチュアプレイヤーとしてのキャリアをスタート。帝京高校へ入学後、友人とゴルフ部を興してキャプテンを務め、2年時に「日本女子アマチュアマッチプレー」、3年時には「全国高等学校ゴルフ選手権大会」で優勝。その後活躍の場は日本だけにとどまらず、米国フロリダ大学にゴルフの実力を認められ、大学からの奨学金を受けて留学。在学中はオールアメリカン(全米大学体育協会から学業優秀なアスリートに贈られる賞)で表彰を受けた他、文武両道な才能と実力は広く知られた。大学卒業後はプロゴルファーの道に進み、その年に米国フューチャーズツアーで優勝。1999年8月には日本のプロテストを受験、その実力どおり一発合格を果たした。現在はさわやかなスポーツウーマンのイメージを活かし、プレーヤーの枠にとどまらず、ゴルフ中継の解説やレポーターとしても活躍。日本ブラインドゴルフ振興協会の認定ガイドを取得。一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会が主催する国際競技大会「デフリンピック」のドリームサポーターを務めるなど、スポーツの分野で幅広く活動している。2009年末には俳優の石田純一と入籍。その後TGP(Trying to Get Pregnant-妊娠しようと頑張っている、の略)を提唱し多くの女性から支持を得る。仕事と子育てをしながら、妊娠を望む人たちの助けになりたいとNPO法人Fine(http://j-fine.jp/ ※リンク先は外部サイトへ遷移します。)のピア・カウンセラーの資格を取得したほか、妊娠や出産についての正しい知識を伝える活動「うむうむプロジェクト」の立ち上げに関わる。現在3児の母。
角田 鋼亮  つのだ こうすけ /指揮
東京藝術大学大学院指揮科、ベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2008年第4回カラヤン生誕100周年記念コンクール第2位。ドラマ『新春スペシャル・のだめカンタービレ』においては千秋真一役の指揮指導を務めた。現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団および仙台フィルハーモニー管弦楽団においても指揮者を務めている。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
http://kosuketsunoda.com ※リンク先は外部サイトへ遷移します。
東京フィルハーモニー交響楽団 /オーケストラ
1911年創立。約130名のメンバーを擁する、日本最古の歴史と伝統をもつオーケストラ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。「定期演奏会」「平日/休日の午後のコンサート」などの自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他の放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。海外公演も積極的に行い、高い評価を得ている。

楽曲紹介

  • ♪1:「おくりびと チェロとオーケストラのための」より

    作曲: 久石譲
    チェロ: 宮田大
    指揮: 角田鋼亮
    演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

  • ♪2:「BUNRAKU」より

    作曲: 黛敏郎
    チェロ: 宮田大

  • ♪3:「チェロ協奏曲」第4楽章より

    作曲: E.エルガー
    チェロ: 宮田大
    指揮: 角田鋼亮
    演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

偉人たちが残した言葉

チェロの弓は肺、弦は声帯。楽器は肺と声帯の延長のようなものだと思っている。