BACKNUMBERこれまでの放送

2019.06.15

これまでの放送

83歳の指導者と少年少女オーケストラの音楽会

「千葉県少年少女オーケストラ」は日本最高峰のジュニア・オーケストラと誉れ高いのですが、その陰には指導にあたっている83歳の音楽監督・佐治薫子さんの存在があります。そこで今回は佐治さんに子どもたちを日本屈指のレベルに育てあげる指導の秘訣を伺いました。
♪佐治薫子、小倉優子、井上道義、千葉県少年少女オーケストラ

出演者

佐治 薫子  さじ しげこ /ゲスト
1935年木更津市生まれ。1956年千葉大学教育学部音楽科卒業。小中学校の音楽教員として教職40年間をひたすら音楽教育に情熱を傾け、その間40数回も子ども達を全国優勝に導いている。在職中テレビ・ラジオ出演も多数。また、サントリーホールやNHKホール、東京文化会館大ホール、中新田バッハホール、日本大学カザルスホール等での招待演奏、さらにニュージーランドへの演奏旅行も行っている。退職後1996年4月1日からは、千葉県少年少女オーケストラ音楽監督として活躍している。テレビ・ラジオの出演も多数。2016年12月2日にはこれまでの功績を称えられ、文部科学大臣より地域文化功労者表彰【全国表彰】を受賞した。公益財団法人千葉県文化振興財団特別参与。
小倉 優子  おぐら ゆうこ /タレント
ママタレント。1983年千葉県生まれ。グラビアアイドルとしてデビューし、現在はタレントとして活躍。パン好きが高じて2009年にパンアドバイザーを取得。2人の男の子のママ。料理上手としても有名。本人プロデュースの料理本も大好評。
井上 道義  いのうえ みちよし /指揮
ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を歴任。2017年大阪国際フェスティバルにてバーンスタイン シアターピース「ミサ」を、2019年全国共同制作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」(森山開次演出)を、いずれも総監督として率い既成概念にとらわれない唯一無二の舞台を作り上げている。オーケストラ・アンサンブル金沢桂冠指揮者。また、自宅にアヒルを飼っている。
千葉県少年少女オーケストラ /オーケストラ
1996年に佐治薫子氏を音楽監督に迎え、都道府県レベルでは全国初の少年少女によるオーケストラとして結成され、24年目を迎えた。団員は10歳から20歳までの160名で「よい音で、よい演奏を」をモットーに土曜・日曜を利用して、県内各地から千葉県文化会館に集まり練習に励んでいる。演奏活動は定期演奏会、地域演奏会や招待演奏など県内外で数多く行っているほか、海外での公演も多く、これまでに米国、韓国、ドイツ、ブルガリアで演奏会を行い好評を博した。また「にんげんドキュメント」や「どれみふぁワンダーランド」「題名のない音楽会」などテレビ番組にも多数出演。2009年にはこれまでの活動が評価され、団体としては初めて「文化の日千葉県功労者表彰の文化功労」を受賞。

楽曲紹介

  • ♪1:「シンフォニア・タプカーラ」 第3楽章より

    作曲: 伊福部昭
    指揮: 井上道義
    演奏: 千葉県少年少女オーケストラ

  • ♪2:「管絃楽のための日本組曲」より『盆踊』

    作曲: 伊福部昭
    指揮: 井上道義
    演奏: 千葉県少年少女オーケストラ

  • ♪3:「管絃楽のための日本組曲」より『七夕』〜『佞武多(ねぶた)』より

    作曲: 伊福部昭
    指揮: 井上道義
    演奏: 千葉県少年少女オーケストラ

偉人たちが残した言葉

演奏することは職業ではない。生きていることの証なのだ。