BACKNUMBERこれまでの放送

2018.01.20

これまでの放送

世界が称賛した日本人作曲家の音楽会

東京オリンピックが2年半後に迫った今、日本の作曲家に目を向けてみました。世界で活躍する指揮者井上道義氏が、世界に誇る2人の日本人作曲家、「伊福部昭」と「黛敏郎」の人物的な魅力と、世界で称賛を受けた作品の魅力を紹介しました。
♪井上道義、山根一仁、東京フィルハーモニー交響楽団 ほか

出演者

井上 道義  いのうえ みちよし /指揮者
1946年東京生まれ。桐朋学園大学卒業。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団および京都市交響楽団音楽監督、大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者を歴任。2007年よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザーを務めている。2014年4月、病に倒れるが同年10月に復帰を遂げる。2017年7月、バーンスタイン「ミサ」を総監督として演出・指揮し、大成功へと導いた。自宅にアヒルを飼っていた。
オフィシャルサイト
http://www.michiyoshi-inoue.com/
※リンク先は外部サイトへ遷移します。
山根 一仁  やまね かずひと /ヴァイオリン
1995年札幌生まれ。中学校在学中2010年第79回日本音楽コンクール第1位、全部門を通して最も印象的な演奏、作品に贈られる増沢賞も受賞。これまでにバーミンガム市交響楽団、NHK交響楽団をはじめ国内外のオーケストラと共演を重ね、トッパンホール『エスポワールシリーズ』に最年少で抜擢されるなど注目を集める。第60回横浜文化賞文化・芸術奨励賞最年少受賞。第2回岩谷時子音楽文化振興財団Foundation for Youth、第25回青山音楽賞新人賞、第26回出光音楽賞、第19回ホテルオークラ音楽賞受賞。第43回江副記念財団奨学生。現在ミュンヘン音楽演劇大学に在籍、クリストフ・ポッペン氏に師事。
東京フィルハーモニー交響楽団 /オーケストラ
1911年創立。約130名のメンバーを擁する、日本最古の歴史と伝統をもつオーケストラ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他の放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。海外との交流も積極的で、2017年は東京と上海の2都市で日中国交正常化45周年を記念した演奏会に出演。

楽曲紹介

  • ♪1:「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」第1楽章より

    作曲: 伊福部昭
    ヴァイオリン: 山根一仁
    指揮: 井上道義
    演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

  • ♪2:「饗宴」よりPART1

    作曲: 黛敏郎
    指揮: 井上道義
    演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

偉人たちが残した言葉

芸術は民族の特殊性を通過して共通の人間性に到達しなければならない。