題名のない音楽会

動くホール アーク・ノヴァの音楽会

音楽を通して東日本大震災からの復興を支援しようと、世界的に有名なスイスのルツェルン祝祭管弦楽団の働きかけで誕生した可動式ホール「アーク・ノヴァ（新しい方舟）」。2013年の宮城県での公演を皮切りに、毎年世界中のアーティストが東北でこのホールを立ち上げ演奏による支援を続けています。そのアーク・ノヴァが今年初めて東京に出現！ルツェルン・フェスティバルの中心人物と共に、芸術への思いと演奏を堪能しました。
♪ミヒャエル・ヘフリガー、ラインホルト・フリードリッヒ、ヨルゲン・ファン・ライエン、横坂源　ほか

出演者

ミヒャエル・ヘフリガー　／芸術総監督

ルツェルン・フェスティバル芸術総監督。MBAを持つヴァイオリニストであり、アーク・ノヴァ発起人。この夏、2025年まで同音楽祭の芸術総監督の任期契約が更新されたことが発表された。父はテノール歌手のエルンスト。

ラインホルト・フリードリッヒ　／トランペット

元フランクフルト放送交響楽団の首席（1983〜99）として初来日。ルツェルン祝祭管弦楽団ではその立ち上げ時より首席トランペットを続けている。

ヨルゲン・ファン・ライエン　／トロンボーン

オランダ出身のトロンボーン奏者。ロッテルダム・フィルの首席を短期務めた後、1997年にロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席となり、今や同管のフロント奏者のひとりとして名高い。LFOには2007年から参加。

横坂　源　　よこさか　げん　／チェロ

桐朋学園女子高等学校（共学）、同ソリスト・ディプロマ・コースを経て、シュトゥットゥガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑽を積む。13歳で東京交響楽団とサン＝サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りに、国内外主要オーケストラと多数共演し好評を博している。15歳で全日本ビバホール・チェロコンクール最年少優勝受賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位。その他、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。室内楽部門では、2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位を受賞。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、東京・春・音楽祭、武生国際音楽祭など多数出演。これまでに、鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン＝ギアン・ケラスの各氏に師事。2016年秋、ワーナーミュージック・ジャパンより「J.S.バッハ：ガンバ・ソナタ集」をリリース。

楽曲紹介

• ♪1：「リギの贈り物」より

  作曲：　Ａ．Ｆ．ドップラー
  フリューゲルホルン：　ラインホルト・フリードリッヒ
  フルート：　アンドレア・レッチェル
  ピアノ：　竹沢絵里子
  カウベル：　ミヒャエル・ヘフリガー

• ♪2：「スリップストリーム」

  作曲：　Ｆ．Ｍ．マイヤー
  トロンボーン：　ヨルゲン・ファン・ライエン

• ♪3：バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より

  作曲：　Ｓ．プロコフィエフ
  編曲：　Ｓ．ヴェルハート
  トランペット：　ラインホルト・フリードリッヒ
  トロンボーン：　ヨルゲン・ファン・ライエン
  ピアノ：　竹沢絵里子

• ♪4：「無伴奏チェロ組曲　第１番」前奏曲

  作曲：　Ｊ．Ｓ．バッハ
  チェロ：　横坂源