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2017.10.14

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太鼓の革命児・林英哲の音楽会

世界に「太鼓」の名を轟かせた林英哲氏が独奏生活35周年を迎えました。大太鼓に真正面から向かって打つ奏法は英哲氏が考案したもので、まさに和太鼓の第一人者です。そんな英哲氏の太鼓が世界に革命を起こした代表的な作品をお送りしました。
♪林英哲、英哲風雲の会、鈴木優人、小林美樹

出演者

林 英哲  はやし えいてつ /太鼓
11年間のグループ時代を経て、1982年ソロ活動を開始。84年、カーネギー・ホールにデビュー。現代音楽の分野でも国際的に高い評価を得る。2000年にはベルリン・フィルと共演、2万人を超える聴衆を圧倒。独自奏法の創出により、前例のない太鼓ソリストという分野を開拓し、オリジナルな太鼓表現を築き上げてきた。その後も世界有数の交響楽団やジャンルの異なるアーティストとの共演を重ね、国内外で広く活躍中。本年はソロ奏者として35周年を迎え、10月13日東京・サントリーホールでメモリアルコンサートを開催。また増設新装版「あしたの太鼓打ちへ」出版予定。
http://eitetsu.net
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英哲風雲の会  えいてつふううんのかい /太鼓
日本や世界で活躍する若手太鼓奏者の中から、林英哲の音楽に共鳴する実力者が揃う太鼓ユニット。1995年、林英哲作曲の大太鼓合奏曲『七星』の演奏のために結成。その後、林英哲コンサートアンサンブルメンバーとして活躍するほか、独自の演奏活動も行う、いずれも次代を担う俊英たちである。今回出演するのは、上田秀一郎、はせみきた、谷口卓也、辻祐の4名。
鈴木 優人  すずき まさと /パイプオルガン
東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。鍵盤奏者・指揮者としてバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)や読売日本交響楽団など国内外の公演に多数出演。11月に鈴木優人指揮にて上演予定のモンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」は、幅広い注目を集めている。NHK・FMの「古楽の楽しみ」にレギュラー出演。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はない。
小林 美樹  こばやし みき /ヴァイオリン
2006年レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオリンコンクールにて審査委員特別賞を受賞。2011年ヴィエニアフスキー国際ヴァイオリンコンクールにて第2位を受賞して一躍注目を集めた新進気鋭のヴァイオリニスト。これまでに、N響、都響、読響、日本フィルなど国内主要オーケストラと共演する他、マキシム・ヴェンゲーロフ氏の指揮や彼から推薦を受けたポーランド主要オーケストラとも共演。CDはオクタヴィアから3枚リリース。2014年第24回出光音楽賞受賞。

楽曲紹介

  • ♪1:「三つ舞」より 抜粋

    作曲: 林英哲
    太鼓: 林英哲

  • ♪2:「シャコンヌ」より 抜粋

    作曲: T.A.ヴィターリ
    太鼓: 林英哲
    ヴァイオリン: 小林美樹
    パイプオルガン: 鈴木優人

  • ♪3:「海の豊饒」より 抜粋

    作曲: 林英哲
    太鼓: 林英哲、英哲風雲の会

偉人たちが残した言葉

ゴッホやピカソが新しい芸術を模索したように自分も太鼓で新しい表現を作りたい。