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2017.07.30

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楽器を知る休日〜リュート編

中世から16,7世紀のヨーロッパで広く使われた「楽器の王」とも呼ばれるリュートを特集しました。どこか懐かしい音色のリュートを名曲と共にご紹介しました。また、楽器の分類としてはリュート属となる津軽三味線もご紹介しました。
♪つのだたかし、上妻宏光

出演者

つのだ たかし /リュート
ヨーロッパで中世からバロックの長きにわたって愛された弦楽器リュートの演奏家。独奏に加え、歌曲の伴奏者として歌手から信頼が厚く、ルネサンス、バロックを中心に内外の多くの名歌手の伴奏を務める。古楽器を使った楽しいバンド《タブラトゥーラ》を主宰。またCDレーベル『パルドン』をプロデュースして、リュート音楽と16-17世紀の声楽作品を中心に多くのCD作品を発表している。
上妻 宏光  あがつま ひろみつ /三味線
茨城県出身。6歳より津軽三味線を始め、幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝するなど、純邦楽界で高い評価を得る。ジャンルを超えた国内外アーティストとのセッションは各方面から注目を集め、世界30ヵ国以上で公演を行う。2013年安倍内閣総理大臣主催の「TOKYO2020公式夕食会」、「第5回アフリカ開発会議公式首脳晩餐会」では日本を代表して演奏を披露。2014年津軽三味線奏者としては初めて、市川海老蔵の本公演に作曲、演奏にて参加。新世代津軽三味線奏者の第一人者である。

楽曲紹介

  • ♪1:「シチリアーナ」

    作曲: 作者不詳
    リュート: つのだたかし

  • ♪2:「津軽じょんがら節」

    作曲: 青森県民謡
    三味線: 上妻宏光

  • ♪3:「小さな空」

    作詞・作曲: 武満徹
    歌: 石丸幹二
    リュート: つのだたかし

偉人たちが残した言葉

リュートの魅力は人が静かに話しあうような音量であること