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2017.07.02

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レーピンの音楽会

世界のトップヴァイオリニスト、ロシア人のワディム・レーピンさんをお迎えして、世界最高峰のヴァイオリンの音色を楽しむ30分をお送りしました。
♪ワディム・レーピン、川井郁子、高関健、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

出演者

ワディム・レーピン /ヴァイオリニスト
1971年シベリア生まれ。5歳でヴァイオリンをはじめ、その6ヶ月後にはステージで初めての演奏を果たした。11歳でリピンスキ・ヴィエニャフスキ国際コンクール優勝、モスクワとサンクトペテルブルクでリサイタル・デビュー。1985年には14歳にして東京、ミュンヘン、ベルリン、ヘルシンキ、翌年にはカーネギーホールにデビューしている。17歳でエリザベート王妃国際音楽コンクールに優勝。以来、ベルリン・フィル、ボストン響、シカゴ響、クリーヴランド管、イスラエル・フィル、ロンドン響、パリ管、コンセルトヘボウ管、サンクトペテルブルク・フィル、スカラ・フィルをはじめ、世界有数のオーケストラと、アシュケナージ、ブーレーズ、シャイー、チョン、コンロン、ドホナーニ、デュトワ、エッシェンバッハ、フェドセーエフ、ガッティ、ゲルギエフ、ヤンソンス、ユロフスキ、ネーメ・ヤルヴィとパーヴォ、クリヴィヌ、レヴァイン、ルイージ、マリナー、マズア、メータ、ムーティ、小澤、ラトル、ナガノ、ロジェストヴェンスキー、テミルカーノフ、ティーレマン、ジンマン等の指揮で共演を続けている。リサイタル、室内楽でもルガンスキー、アルゲリッチ、キーシン、マイスキー、クニャーゼフ等がパートナーである。CD録音も多く、ワーナーミュージック、ドイツ・グラモフォンに数々の名盤を残している。2010年2月フランスで最も権威ある“Victoire d'honneur”を受賞。同年12月には芸術文化勲章受章も果たした(“Chevalier de l'Ordre des Arts et Lettres”)。2014年より芸術監督として故郷ノヴォシビルスクにてトランス=シベリア芸術祭を開催している。使用楽器は1733年作のストラディヴァリウス「ロード」。
川井 郁子  かわい いくこ /ヴァイオリニスト
香川県出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。現在、大阪芸術大学(演奏学科)教授。指揮者チョン・ミョンフンや、テノール歌手ホセ・カレーラスなどの世界的音楽家たちと共演。2008年ニューヨークのカーネギーホール公演にてアメリカデビュー。2012年 映画「北のカナリアたち」で第36回日本アカデミー賞・最優秀音楽賞を受賞。デビュー15周年の2015年には、パリ・オペラ座公演を成功させ、国内外を問わず、精力的に活動している。
高関 健  たかせき けん /指揮
国内主要オーケストラで重要なポジションを歴任し、現在東京シティ・フィル常任指揮者、京都市交響楽団常任首席客演指揮者。海外への客演も多く、ロシアの名門サンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会には2013年に続き今年4月にも客演。新国立劇場「夕鶴」、大阪カレッジオペラ「ピーター・グライムズ」などのオペラでも好評を博し、作曲家やソリストからも絶大な信頼を得る。東京藝術大学音楽学部指揮科教授 兼 藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者でもある。
twitter.com/KenTakaseki
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 /オーケストラ
1975年設立。常任指揮者に高関健、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。年間100回を超える公演は、東京オペラシティでの定期演奏会を柱にオペラ、バレエ公演、テレビ朝日「題名のない音楽会」などへのテレビ出演など多岐にわたり、数多くのCDをリリースしている。また地域コミュニティでの活動に積極的で、1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとう定期演奏会を始め、江東区内で音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。

楽曲紹介

  • ♪1:「動物の謝肉祭」より「白鳥」

    作曲: C.サン=サーンス
    ヴァイオリン: ワディム・レーピン
    指揮: 高関健
    演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

  • ♪2:「ヴァイオリン協奏曲 第1番」第3楽章

    作曲: M.ブルッフ
    ヴァイオリン: ワディム・レーピン
    指揮: 高関健
    演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

  • ♪3:「小さな星」

    作曲: M.ポンセ
    ヴァイオリン: ワディム・レーピン
    指揮: 高関健
    演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

偉人たちが残した言葉

昼も夜もいつだって音楽のことを考えている。スイッチがオフになることはない。