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2017.06.04

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カンタービレの音楽会

「カンタービレ」という言葉。聞いたことはあるけど、その意味を知らない方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、そんな「カンタービレ」という言葉が持つ意味と名曲を、世界で活躍する若手奏者による「カンタービレ」の演奏でお届けしました。
♪萩原麻未、辻彩奈、安達真理、横坂源、加藤雄太

出演者

萩原 麻未  はぎわら まみ /ピアノ
2010年第65回ジュネーヴ国際音楽コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。広島県出身。第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位。広島音楽高等学校を卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。日本、フランスを中心に、スイス、ドイツ、イタリア、ベトナムなどでソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。これまでに、スイス・ロマンド管、南西ドイツ放送響など国内外における主要オーケストラとも多数共演を重ねているほか、フランスのラ・ロック・ダンテロン等の様々な音楽祭に招かれている。
辻 彩奈  つじ あやな /ヴァイオリン
1997年岐阜県大垣市生まれ。2016年、モントリオール国際音楽コンクール第1位、併せて5つの特別賞を受賞。これまでにモントリオール交響楽団、セジョン・ソロイスツ(韓国)、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団等と共演。2017年3月にはベリオのヴァイオリン協奏曲集(チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ)をNAXOSよりCDリリース。2015年度より公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション奨学生。現在、東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されている1748年製Joannes Baptista Guadagniniである。2017年、岐阜県芸術文化奨励を受賞。
安達 真理  あだち まり /ヴィオラ
4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。卒業後、同大学研究生修了。2009年よりウィーンに渡る。ウィーン国立音楽大学室内楽科を経て、2013年、ローザンヌ高等音楽院修士課程を最高点で修了。2015年、同音楽院ソリスト修士課程を修了。2011年よりカメラータ・デ・ローザンヌのメンバーとして世界各地で公演を行う。2013年よりインスブルック交響楽団にて2年間副首席ヴィオラ奏者を務めた。現在ソリストとしての活動のほか、クァルテット・レストロ・アルモニコのメンバーとして室内楽にも力を入れている。
横坂 源  よこさか げん /チェロ
13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演し、15歳で全日本ビバホールチェロコンクール最年少優勝など、チェロ界を担う逸材としてデビューを飾る。2009年に全ドイツ学生音楽コンクール室内楽部門で第1位、2010年にはミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門で第2位の栄誉を手にしている。ほか、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリスト・ディプロマ・コースを経て、シュトゥットゥガルト国立音楽大学、フライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。2016年9月、ワーナーミュージック・ジャパンより「J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ集」をリリース。
加藤 雄太  かとう ゆうた /コントラバス
桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。コントラバスを都筑道子、西田直文、河原泰則の各氏に師事。タングルウッド音楽祭、小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・フェスティバル松本等に参加。東京・春・音楽祭、霧島国際音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ、ラヴェンナ音楽祭、鎌倉芸術館ゾリステン、紀尾井シンフォニエッタ東京等、多数出演。東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ等のゲスト首席を務める。

楽曲紹介

  • ♪1:ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」

    作曲: A.L=ウェバー
    編曲: 萩森英明
    ピアノ: 萩原麻未
    ヴァイオリン: 辻彩奈
    チェロ: 横坂源

  • ♪2:五重奏曲「ます」第4楽章

    作曲: F.シューベルト
    ピアノ: 萩原麻未
    ヴァイオリン: 辻彩奈
    ヴィオラ: 安達真理
    チェロ: 横坂源
    コントラバス: 加藤雄太

  • ♪3:「ヴォカリーズ」

    作曲: S.ラフマニノフ
    編曲: ラファエル・ウォールフィッシュ
    ピアノ: 萩原麻未
    チェロ: 横坂源

偉人たちが残した言葉

自分の手がけている曲はただ指で弾けるばかりでなくピアノがなくても口で言えるようでなければいけない