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2017年8月12日放送龍馬を育てた町

高知市は、高知城の城下町として発展しました。龍馬が、脱藩する28歳まで過ごした上町は、城の南西に位置します。ここは、下級武士や職人、商人が多く住んでいた地域。
龍馬が誕生した地には、いまは旅館が建っています。龍馬が青年期まで過ごしたこの町では、その個性を育んだ時代にタイムトリップすることができるのです。
城下町の上町で、龍馬は職人の自立した“たくましい”生活ぶりと、上級武士が借金をして、商人に頭が上がらない現実を目の当たりにしてきました。そんな環境が、平等意識と、武士には珍しい経済観念を育んだのかもしれません。
脱藩後も、上町の家族に宛てて多くの手紙を送った龍馬。自らを育んだこのふるさとのことを、心に留めていたのでしょう。
訪れた場所
高知市立龍馬の生まれたまち記念館
坂本龍馬の誕生地である上町の歴史や文化、家族やゆかりの人物などについて、模型・映像・音声を交えながらわかりやすく紹介しています。現在は、龍馬の生きた時代を追体験することのできる、「バーチャル4面シアター」を実施中。シアターでは幕末期の街並みも再現されています。
所在地 高知県高知市上町2-6-33
電話番号 088-820-1115
開館時間 8:00~19:00(最終入館18:30)
休館日 年中無休
入館料 一般 300円、高校生以下 無料