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2017年7月29日放送草莽の二十三士 同志たちの想い

高知県安芸郡田野町にある福田寺には、23人の志士が眠っています。田野町が誇る郷土の英雄、「野根山二十三士」です。
土佐藩に対し、投獄された武市半平太の釈放と尊王攘夷を訴え決起した若者たち。しかし、捕らえられ、処刑されてしまいます。
決起前、若者たちは福田寺でも密かに会合を行っていたといいます。寺には、伝聞とともに彼らが身に着けていた陣羽織や陣笠が遺されています。
反逆者とされた若者たち。しかし、国を想う命懸けの決起はやがて人々の心を動かし、明治24年には名誉回復がなされました。明治維新の陰には、歴史の陰に埋もれてゆく、こうした草莽の士の存在があったのです。
訪れた場所
岡御殿
藩主が参勤交代や東部巡視の時の本陣として使用していた岡御殿。藩政時代の雰囲気と野根山二十三士。この地から飛び出した数多くの志士たちの活躍を展示資料で紹介しています。
所在地 高知県安芸郡田野町2147-1
電話番号 0887-38-3385
開館時間 9:00~16:30
休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)
料金 大人500円、中学・高校生300円、小学生以下は無料