富川悠太 川島淳 ホームラン打って、打って勝って・・・でも泣いてる場合もある。実は前日お母さんが亡くなっていたんだ。実際甲子園であったんだよ。熱闘甲子園に行くと、そんなことが本当にあるんだ。 松坂大輔。準々決勝、延長17回、250球。そして、準決勝は明徳義塾戦、6−0からのとんでもないような大逆転劇になった。当初投げる予定ではなかった松坂はレフトを守っていたが、途中からブルペンにはいって、投球練習をはじめる。その時びりっと肘からテーピングを剥がずシーンが涙を誘った。そして、決勝戦。「決勝のノーヒットノーラン、マンガでもあんな事ないですよ!」(松坂談)。 そういうことが実際目の前で起きちゃうからね。実際俺はバックネット裏で見ていて、3回くらいから、みんなで「これノーヒットノーランになるよ」っていっていたんですよ。それは、居た人しかわからない。ずーっと大会を3週間みてると、分かってくる。だから、甲子園にいくとホントーにいい経験をするとおもうよ。 川島淳 僕は、立場がまだ実況する立場になりきれないんですよ。高校野球の助監督を4年もやっていたせいか、試合を実況しながら、「どうしてここでここへなげるんだ、とか、どうしてこんな作戦をするんだ!とか、実戦的な戦略に目がいってしまうんですよ。何だか、見ていてはがゆくなってしまうんですね。困ったもんですね・・・・・。ところが自分の事となるとからっきし駄目。今自分が悩んでるのは実況の調子ですね。今のところラジオ調で練習してるんですけど、テレビ用にしゃべったらいいのか、球を一つ一つ追ってたらいいのか、その初歩的段階で悩んでいますね。 川島淳
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