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12月22日 (ハーフ)マラソンデビューで激走!


晩秋の川越で私、38歳にて(ハーフ)マラソンデビューしました〜!

2年前に再開した野球のために週に2〜3回走っていたのですが、
空前のランニングブームに「せっかくならレースに出てみたい」
と思い立ったのがこの夏。

とはいえ、レースに出るのは高校の駅伝以来。
それから20年!(高校時代ってそんな前なんだと深い郷愁)たち
いきなり20キロ以上なんて走れるわけない私は
1991年の東京女子マラソンチャンピオン あの谷川真理さんを訪ね、
アドバイスをいただきました!




10年ぶりぐらいにお会いしましたが、いつも変わらぬ美しさ!


一般ランナー向けに伝授していただいた
「楽しく完走するためのコツ」は4つ!
@ 最初は練習をやり過ぎない!
A 骨盤から走るイメージ!
B レースではあまり遠くを見て走りすぎない!
C 紙コップはつぶして飲む

私の場合、ランナーとしてはかなり体重もあり、あまり走り込みすぎると
直ぐに故障につながりかねないため、月間150キロ(1日5キロ)までをめどに
決して無理せず慎重に足を作っていきました。

デビュー戦に選んだのは、私が個人的に大好きな街「川越」
で行われる初めての大会「小江戸川越マラソン2010」




ハーフマラソンと10キロ、ファンランを含めて 総勢10000人がエントリー!




川越のシンボルを模した「時の鐘マン」はさすがにお見送りのみ。


快晴、ほぼ無風と、まさに最高のマラソン日和。
レース2時間以上前に現地に入り、軽めにアップ。
そして、午前9時。
ハーフマラソンエントリーおよそ7000人が、一斉にスタート!




エントリーが早かったため、ナンバーカードは500番以内。
最前列に並ぶ権利があったため恐れ知らずにも、ど真ん中からスタート! (サンケイスポーツ提供)




谷川さんと共に、これぞ最初の第一歩!(サンケイスポーツ提供)



先頭グループにはなんと、箱根駅伝連覇中の東洋大学レギュラーメンバーもおり
100Mダッシュの様相です!




サンケイスポーツ裏一面に掲載された写真。
このスピードでも笑顔の谷川さん!(サンケイスポーツ提供)


将来的には、一般ランナーの上位2%ほどしか達成できないという
サブスリー(マラソン3時間以内)を目標にしているため、
デビュー戦ながら、1キロ4分。ハーフだと約1時間24分30秒と
かなり高めのハードルを自らに課しました。

1キロ3分を切るマラソン世界記録並みのスピードで走る東洋大学メンバーには
最初の1キロで200M以上引き離されますが、とにかく序盤はマイペースを!
と心に刻み走ります。

5キロのチェックポイントは19分33秒
スタートダッシュの分、予定よりもやや速め。

この時点で気温が15度近くに上がっていたため、

早速初めての給水にチャレンジ。

普通に考えても、走りながら紙コップで水を飲むなんて!難度高ですが、
事前に練習していた成果を出せました!




とにかく暑くて喉が乾き、合計5度も給水。
    最後は疲れていたのか、上手くコップをつぶせず、スポーツドリンクを
上半身に浴びてしまいましたが・・・・


江戸情緒に魅了され、これまで5回ほど訪れている大好きな街、川越。
沿道の方の声援も途切れることなく、10キロまでは39分38秒と至極順調。
練習でもこの距離までは慣れていて、息も上がらずこのままいけるのでは?
と、思いましたが本当の勝負はこれから。
谷川さんのアドバイス通り、あまり遠くを見ず「目の前3Mぐらい」を見て
前に進んでいる安心感と集中力を持って走り続けます。



選手がばらけないうちは、目標になりそうなランナーの背中をターゲットに。


折り返しを過ぎた12キロ過ぎ。
1キロ4分05秒のイーブンペースで走る谷川さんと併走開始。
後ろをぴったりマークして走っていると、みぞおち辺りから足が伸びているイメージで、
骨盤から足を出し、ストライドを稼いでいることが良く分かります。



15キロ手前。足よりも先に肺に苦しさが。


やや風も出てくる中、谷川さんと共に15キロを通過。
前半の貯金を使い果たし、予定よりも29秒遅れの60分29秒。
この5キロは20分51秒とペースダウンしたものの、
まだ目標圏内と気合を入れなおしましたが・・・・



考えちゃだめなのに、まだ5キロ以上と思うと、不思議と 足が重くなる・・・


17キロ過ぎに徐々に谷川さんの背中が遠のき目標を失うと、
急激に足が重くなりさらにペースダウン。
一緒に出場したやじまるスタッフの小坂君に励まされながら、
とにかく目の前だけを見て走り、なんとか20キロまで到達!

ただ、はやり前半少し速すぎたのか、それともこの日の暑さか。
この時点で完全にガス欠状態となり、気合と根性では足が前に出ない状態で
ラスト1キロ!



谷川さんはビルドアップ(後半ペースUP)して、ちょうど1キロ4分ペースで
完走!最後まですれ違うランナーと沿道の皆さんに手を振り続けながら
余裕のゴール!


ラストスパートを掛ける多くのランナーに抜かれる5分弱。
谷川さんから遅れること約2分後、私は腕も上げられない状態で、なんとかゴール!
記録は1時間26分24秒で、全体99位!



目標からも2分遅れ。まさかバンザイが出来ない程辛いとは・・・



誰も倒れ込んでいないので、私も膝に手をついて耐えています。


若干酸欠状態で立っているのもやっとの状態の私に比べて、
まるでレース前の様に余裕の谷川さん。



「デビュー戦にしては上出来!」と励ましていただきました。


最後に谷川さんからの金言。
「マラソンにまぐれなし」
逆に言えば、練習すれば必ず結果もついてくるのが長距離。

これからも地道に練習を重ね、来年中にフルマラソンデビュー!
をご報告します!!



練習にも付き合ってくれた元駅伝ランナー小坂君に多謝!

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