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晩秋の川越で私、38歳にて(ハーフ)マラソンデビューしました~!
2年前に再開した野球のために週に2~3回走っていたのですが、
空前のランニングブームに「せっかくならレースに出てみたい」
と思い立ったのがこの夏。
とはいえ、レースに出るのは高校の駅伝以来。
それから20年!(高校時代ってそんな前なんだと深い郷愁)たち
いきなり20キロ以上なんて走れるわけない私は
1991年の東京女子マラソンチャンピオン あの谷川真理さんを訪ね、
アドバイスをいただきました!
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10年ぶりぐらいにお会いしましたが、いつも変わらぬ美しさ!
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一般ランナー向けに伝授していただいた
「楽しく完走するためのコツ」は4つ!
① 最初は練習をやり過ぎない!
② 骨盤から走るイメージ!
③ レースではあまり遠くを見て走りすぎない!
④ 紙コップはつぶして飲む
私の場合、ランナーとしてはかなり体重もあり、あまり走り込みすぎると
直ぐに故障につながりかねないため、月間150キロ(1日5キロ)までをめどに
決して無理せず慎重に足を作っていきました。
デビュー戦に選んだのは、私が個人的に大好きな街「川越」
で行われる初めての大会「小江戸川越マラソン2010」
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ハーフマラソンと10キロ、ファンランを含めて
総勢10000人がエントリー!
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川越のシンボルを模した「時の鐘マン」はさすがにお見送りのみ。
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快晴、ほぼ無風と、まさに最高のマラソン日和。
レース2時間以上前に現地に入り、軽めにアップ。
そして、午前9時。
ハーフマラソンエントリーおよそ7000人が、一斉にスタート!
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エントリーが早かったため、ナンバーカードは500番以内。
最前列に並ぶ権利があったため恐れ知らずにも、ど真ん中からスタート!
(サンケイスポーツ提供)
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谷川さんと共に、これぞ最初の第一歩!(サンケイスポーツ提供)
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先頭グループにはなんと、箱根駅伝連覇中の東洋大学レギュラーメンバーもおり
100Mダッシュの様相です!
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サンケイスポーツ裏一面に掲載された写真。
このスピードでも笑顔の谷川さん!(サンケイスポーツ提供)
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将来的には、一般ランナーの上位2%ほどしか達成できないという
サブスリー(マラソン3時間以内)を目標にしているため、
デビュー戦ながら、1キロ4分。ハーフだと約1時間24分30秒と
かなり高めのハードルを自らに課しました。
1キロ3分を切るマラソン世界記録並みのスピードで走る東洋大学メンバーには
最初の1キロで200M以上引き離されますが、とにかく序盤はマイペースを!
と心に刻み走ります。
5キロのチェックポイントは19分33秒。
スタートダッシュの分、予定よりもやや速め。
この時点で気温が15度近くに上がっていたため、
早速初めての給水にチャレンジ。
普通に考えても、走りながら紙コップで水を飲むなんて!難度高ですが、
事前に練習していた成果を出せました!
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とにかく暑くて喉が乾き、合計5度も給水。
最後は疲れていたのか、上手くコップをつぶせず、スポーツドリンクを
上半身に浴びてしまいましたが・・・・
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江戸情緒に魅了され、これまで5回ほど訪れている大好きな街、川越。
沿道の方の声援も途切れることなく、10キロまでは39分38秒と至極順調。
練習でもこの距離までは慣れていて、息も上がらずこのままいけるのでは?
と、思いましたが本当の勝負はこれから。
谷川さんのアドバイス通り、あまり遠くを見ず「目の前3Mぐらい」を見て
前に進んでいる安心感と集中力を持って走り続けます。
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選手がばらけないうちは、目標になりそうなランナーの背中をターゲットに。
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折り返しを過ぎた12キロ過ぎ。
1キロ4分05秒のイーブンペースで走る谷川さんと併走開始。
後ろをぴったりマークして走っていると、みぞおち辺りから足が伸びているイメージで、
骨盤から足を出し、ストライドを稼いでいることが良く分かります。
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15キロ手前。足よりも先に肺に苦しさが。
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やや風も出てくる中、谷川さんと共に15キロを通過。
前半の貯金を使い果たし、予定よりも29秒遅れの60分29秒。
この5キロは20分51秒とペースダウンしたものの、
まだ目標圏内と気合を入れなおしましたが・・・・
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考えちゃだめなのに、まだ5キロ以上と思うと、不思議と
足が重くなる・・・
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17キロ過ぎに徐々に谷川さんの背中が遠のき目標を失うと、
急激に足が重くなりさらにペースダウン。
一緒に出場したやじまるスタッフの小坂君に励まされながら、
とにかく目の前だけを見て走り、なんとか20キロまで到達!
ただ、はやり前半少し速すぎたのか、それともこの日の暑さか。
この時点で完全にガス欠状態となり、気合と根性では足が前に出ない状態で
ラスト1キロ!
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谷川さんはビルドアップ(後半ペースUP)して、ちょうど1キロ4分ペースで
完走!最後まですれ違うランナーと沿道の皆さんに手を振り続けながら
余裕のゴール!
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ラストスパートを掛ける多くのランナーに抜かれる5分弱。
谷川さんから遅れること約2分後、私は腕も上げられない状態で、なんとかゴール!
記録は1時間26分24秒で、全体99位! |

目標からも2分遅れ。まさかバンザイが出来ない程辛いとは・・・
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誰も倒れ込んでいないので、私も膝に手をついて耐えています。
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若干酸欠状態で立っているのもやっとの状態の私に比べて、
まるでレース前の様に余裕の谷川さん。
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「デビュー戦にしては上出来!」と励ましていただきました。
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最後に谷川さんからの金言。
「マラソンにまぐれなし」
逆に言えば、練習すれば必ず結果もついてくるのが長距離。
これからも地道に練習を重ね、来年中にフルマラソンデビュー!
をご報告します!!
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練習にも付き合ってくれた元駅伝ランナー小坂君に多謝!
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