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2月3日 Amazing「ベトナム」 〜グルメ&ショッピング編〜


2008年から勝手に始めた「アジア諸国歴訪シリーズ」
韓国・台湾・シンガポール・タイに続き訪れたのは、
世界同時不況の中でも、目覚しい経済発展を続ける国「ベトナム」
正式名称「ベトナム社会主義共和国」と社会主義の国なのですが、
経済は資本主義そのもの。
1990年代初めからドイモイ(改革・改善)と呼ばれる政策が実効を
見せ始め、今後いわゆるBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国)に
次ぎ世界を引っ張る存在と言われるメコン流域
(ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー)の中でもエース格と
言われています。
そのまさに目覚しい経済発展をお伝えする前に、まずは東南アジアを
訪れる時のお楽しみ『ご当地グルメ♪』をご紹介しましょう!


時差はベトナムが日本−2時間。
夕方なのに到着時の気温は31度!

ベトナムグルメと言えば日本人にとって最も馴染みが深いのが
なんといっても米粉を平たい麺にした「フォー」ですよね!


ベトナム全土にある人気フォー専門店「PH(フォー)24」

まずは超定番のフォーボー(牛肉)を注文。
牛骨ベースの澄んだスープの上に、牛肉がたっぷり。
これに生野菜や香草をお好みで入れるのが南部流。
仕上げに揚パンを小さく切ってスープを染み込ませて食べれば、
お腹一杯になります!


鶏肉=ガー入りのフォーガーと、
牛肉=ボー入りのフォーボーが定番。
その他、ハマグリ入りなどもあります。

「とりあえずビール」はベトナムの方も同じ。
地元ではポピュラーなサイゴンビール。

ちなみに、専門店のフォー24だと35000ドン(170円)と
物価からするとかなり高い!
のですが、市場の屋台ですと、10000ドン(50円)ぐらいからあるんですよ。
ビールも350ml缶だと、7000ドン(35円)から!
アジア諸国の中でも、最も懐にやさしい物価です。


これもポピュラーなビール「サイゴン・エクスポート」

それにしても、日本と同じお米を主食とするベトナムですが、
そのお米に対する情熱は段違い!
フォーのような乾麺やブンという生の細麺。
さらにお馴染み生春巻きで有名なライスペーパーなど、
日本では考えられないほど、
お米をバリエーション豊かに活用しています。
さすが、お米の輸出世界第2位!


ベトナムのお米は、あのタイ米と同じく
インディカ米です。

市場ではお豆腐に厚揚げもありました!
日本とほとんど同じなんですね

そして今回、
ベトナム訪問にあたっての事前調査で是非とも行きたかったのが、
ホーチミンNO1と言われるパン屋さん!


地元の超人気店
「NHU LAN ニューラン」

歩道の私物化なんて当たり前

実はお米の国・ベトナムの「フランスパン」は秀逸なんですよ。
ご存知でしたか?
というのも、ベトナムは19世紀末から100年に渡って
フランスの統治下にあったため、未だフランスパンやビーフシチュー、
そしてコーヒーなど多くのフランス文化を残しているのです。
中国とフランスという『2大食文化』の影響を受けているベトナム料理。
非常に評価が高いのも頷けます。


まさに異文化融合!パン類に、バインコムという甘いお餅のようなもの
(店員さんの前、緑のもの)、さらにハムやチーズ、肉まんなどが一緒に並ぶ。

無類のパン好きのわたくし。
数あるパン類の中でも最も惹かれたのが、
ベトナムで軽食人気NO1の「バインミー」
フランスパンに野菜やパテ、ベーコン、オムレツ、コリアンダーなど
自分の好きな具を選んでサンドしたものなのですが、これが非常に美味!


このお店ではベーコンをはさんだものが人気!

皮は香ばしく、中はしっとりとしたベトナム風フランスパンを軽く
炭火のコンロであぶって出してくれるのですが、これぞフランスとベトナムの
食文化の融合がもたらした傑作でしょう!これで100円しない程度ですから、
一度しか食べるチャンスが無かったのが非常に悔やまれます。


一般的な15cmサイズ。大きいものは、30cmクラスも!

続いて向かった先は「ベンタイン市場」
生鮮食品から、衣類、バッグ、民芸品、家電などなど、揃わないものは
無いと言われるホーチミン最大のマーケットなのですが、
ここでのお目当てはベトナムスイーツ!


ベンタイン市場の正門。ここにもフランス文化が。

衣料品売り場を通ると、
突然日本語で
「Tシャツ5枚で1000円!」

甘いものは別腹と言いますが、とにかくベトナムの方は、
女性のみならず男性も大抵スイーツ好きなんだそう!
(暑い国の人は大抵そうですよね)
その中でも人気なのが、ベトナム版ぜんざいと言われる「チェー」
ぜんざいと言っても小豆などの豆類だけでなく、
フルーツや寒天などを砂糖と一緒に煮込んだものに、
ドバっとココナツソースと氷が乗っかって出てきます。
温かいものもあるそうですが、暑さを考えると氷入りが美味♪


現地の方はこれをぐちゃぐちゃに混ぜて食べていました。
甘すぎず、しかもかなり冷たい。嫌いじゃないです。50円〜100円。

続いては、ベトナム風プリン=バインフラン。
日本の手作りプリンの雰囲気ですが、これが相当美味しい!


これで一人前。
これにも氷を乗せるのが一般的!50円程度

レストランでも屋台でも
お茶と言えば「ハス茶」
ジャスミン茶に近いすっきり感
→口直しに最適

南北に長く伸びたS字型の国ベトナムは海岸線が3200キロ以上!
(日本とほぼ同じ!)
現地の方曰く「ベトナムでシーフードを食べないと人生の幸せの半分を失う」
んだそう。
確かに屋台でも、シーフードはエース格の存在でした!


魚をこうやって焼くのを初めて見ました。

メコン川名物エレファントフィッシュの素揚。
像の耳の形をしているんだそう。
白身であっさり。これまた美味!

さらにさらに、
ベトナム南部は熱帯気候のため、目にも鮮やかなトロピカルフルーツが
いっぱい!ホーチミン市内の路上ではあちらこちらに出店があります。
どれもこれも経験があるようで、経験の無い味でした。


ドリアンそっくりのジャックフルーツ。
ベトナム名ミット
この写真はホーチミンから南、
メコン川近くの町にて。

左手前がジャックフルーツの中身。
臭みも少なく、甘くてまずまず。
   パイナップルとバナナ以外の二つは
非常に微妙。
甘みが足りないのと、
あまりに弾力の無い食感に驚き。
日本のスイカと同じように
塩をつけるんですね!

グルメの次は、ショッピング!
ベトナムと言えばベトナム雑貨!!
器用な人が非常に多いと言われるベトナムでは、
全土に「刺繍村」と呼ばれる地域があります。
刺繍の肖像画まであるぐらいですから、これぐらいの刺繍ならお手のもの
なんだそうですよ。


ランドリー袋。日本の某セレクトショップでは全く同じ物が千円でしたが、
現地では5分の1ほど!その他、私は刺繍入りバッグ(母親用)や、
すげ笠を被ったテディーベアーを購入。

締めは、ホーチミン唯一の国営百貨店。
日本ではデパート業界自体が苦境に立たされていますが、
個人所得急増中のベトナム、特に最大の商業都市ホーチミンでは、
これまでまったく手が届かなかった外国製品やブランド品を買う人も
増えてきているそうです。


空調のきいたきれいな建物
「Saigon Tax Trade Center」
1階は、世界共通よくある化粧品売り場と貴金属ジュエリーコーナー、
2階のタックススーパーと2〜3階の雑貨店でおみやげのほとんどは買うことができます

2階のスーパーはベトナムでは非常に珍しい「定価制」
値切るのに慣れていない日本人にとってはなんとも安心できる空間です。
生鮮食品、お酒から、生活雑貨、衣類にみやげ物等々、
ここで揃わないものはないと言って良いほど、商品が多い!


日本製は最高級品!
値段は倍以上違います。

おっ!こんなところにハリケンジャーが!
間違いなくコピー商品ですが。

外国製品だけは、日本とあまり変わらない値段ですが、基本的に地元のものは
クオリティーも高い上に、市場で買っても、店で買ってもなんでもリーズナブル!

日本からの旅行者の方に超大量買いが多いのも納得です。

ちなみに、丸3日間ベトナムで過ごしての食費は一人4000円ほど!
まさにアメイジング!!
グルメと買い物だけでの充分満足できる国それがベトナムです。

次回はアメイジング「ベトナム」〜HONDA編をお伝えします!


   
 
    
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