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今回タイを訪れた最大の目的。
それは、憧れの巨大魚を釣り上げること。
近年テレビ等のメディアで取り上げられたことを機に、
日本でもその名が知られるようになった『バラマンディ』
なにかおどろどろしさを感じさせる名前ですが、
「バラマンディ」とはオーストラリアの原住民・アボリジニの言葉で
「大きなうろこを持つ魚」を意味し、
古来から貴重な蛋白源として利用されてきた巨大肉食魚です。
ナイルパーチ
(別名:湖の象。日本では給食やレストラン等で
白身魚のフライとして知られる)やターポンと並び、
汽水域のゲームフィッシュとしては最高のターゲット!
7月11日(土)、ついに決戦の日がやってきました。
15バーツ(約45円)で行ったアユタヤーの旅
(Amazing Thai 〜世界の車窓編〜参照)とはうって変わって、
午前5時半、豪勢にタクシーをチャーターし出発!
約1時間後、バンコクから東に70キロほど離れた
『バンパコン』というとても小さな町に到着。
そこにはこんな看板が! |
ほんとにこんなに大きいのが釣れるの?? |
バンコク周辺の汽水域や沼などに
天然のバラマンディも生息していますが、
数が少なく釣りのターゲットとしてはかなり難しい!
とのことで、今回は養殖池をチョイス。
養殖池だとイージーすぎて面白さに欠けるのでは?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、
養殖の魚はスレている(用心深くなっている)ため、
地元の人でもよほど慣れていないと、
釣果は期待できません。 |
実は、オープンまであと30分、我々仲間3人以外だれも居ませんでしたが、
そこは『微笑みの国・タイ』うずうずする姿を見てすぐにOKサイン! |
午前7時前、ロッド・リールを準備し、いよいよキャスト開始! |
ちいさん!タイ散歩にも来ました!! |
そして、開始からわずか数投目、ロッドに突然の衝撃が!!!
これまでのバスフィッシングでは経験したことの無いような一気の引き!
早くも来たか!!!
が、
焦ってうまく合わせらなかった私をあざ笑うかのように、
水面から大きくジャンプした魚体は再び、水の中に…
フッキングが甘かった!無念!
しかし、銀色に輝く美しい姿は紛れも無くバラマンディ!
一気にテンションが上がります。 |
いつのまにか多くのライバルが。ほとんどが地元の人です。 |
その後は盛り上がる気持ちとは裏腹に、ピタリと当たりが止まります。
はやりワンチャンスだったのか…
ルアーを途中ニオイ付ワームに取り替え誘ってみるものの、
結果変わらず。
あっという間に2時間半ほどが経過。
まだ夏に慣れていない体を容赦なく突き刺す強烈な日差しが、
気持ちを萎えさせます。
しかし、ここで諦めれば、タイまで来た意味が無い!
日も高くなってきたので、シンキング系(沈む)ルアーに取替え、
底を狙う作戦に変更。
ゆっくりとルアーを引き始めたその時!
再び、ロッドを襲う衝撃が!
来た!この引きは間違いなくバラマンディだ!! |
しなるロッド。
最初はかなりの速さで走る(逃げる)ので、耐えるしかありません。 |
口周りが硬いバラですが、今度はきっちりフッキング。
これでライン(糸)が切れない限り大丈夫!
早く上げたい気持ちを抑え、
もって行かれたラインをゆっくり巻いていきます。 |
ようやく魚影が!
手元に寄ってからも力は残っているので、無理は禁物! |
そしてついに! |
ついに釣れた!これが「バラマンディ」別名「神の魚」
美しい鱗に神秘的な赤い目に感動! |
口は硬く歯はヤスリの様。
針がなかなか外れません。 |
まだまだ小ぶりな60センチクラスでも迫力十分! |
底を狙えば必ず居る!そう確信し、さらなる大物を狙い、
シンキングで攻め続けます。
すると、ほどなくしてさっき以上のアメイジングな当たりが!
これは間違いなくデカイ! |
70センチ級!重い!!
バスフィッシングではここまでの大物はまずいません! |
さらに30分後にも! |
3匹目GET! |
ここで午前の部終了!
その後昼食と取って再開しよう!と思いましたが、
あまりの暑さと腕の疲労、
さらに釣れた満足感とであえなくギブ・アップ(><)
それでもフッキングしてからの強烈な引きに、
時おり見せる豪快はジャンプ!
そのファイトは一生忘れられない体験となりました!
次は、オーストラリアで天然物のアメイジングな
メータークラスを狙います! |
友人も1匹ずつ。合計5匹に大満足! |