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憧れの「鉄道の旅」に行ってまいりました!
選んだのは、全長約4000キロ、
東南アジア最大クラスの鉄道『タイ国鉄』です。
バンコク市内は、1999年にBTS(スカイトレイン:高架式鉄道) |
BTSプロンポン駅。初乗りは35バーツ(約100円) |
2004年には地下鉄と、最新の鉄道網が整備され、
利便性が大幅に向上しましたが、
バンコクと各地方都市を結ぶタイ国鉄は、
まさに「世界の車窓から」に出てくる長閑な雰囲気のまま。
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フアランポーン駅。バンコクのターミナル。
ほぼ全ての列車はこの駅から発着します。
イメージとすれば上野駅でしょうか。 |
定時制に欠け、また運行本数も最も多く運行されている北本線
(バンコク〜チェンマイ)でさえ、ちょうど1時間に一本となる一日24本。
決して利便性はよくありませんが、とにかく安い!ので、
地方出身者やバックパッカーにも愛用され、
区間によってはかなりの乗車率になります。 |
とても広いプラットホーム。長閑な雰囲気に感動。 |
案内プレートでは6番線と書いてありましたが、
それらしい列車は見当たらず。
出発まであと10分というところで、もしや!と思い、
売店の人に聞いてみると、「その列車は7番線に停まっているよ」
あやうく一時間待った列車を乗り過ごすところでした。 |
高架鉄道ではないので、ホームは地面と同じ高さ。 |
12時56分、1分遅れで出発。
世界遺産の町、古都アユタヤーまで80キロの旅のスタートです。 |
タイ国鉄は電化されていないため、全てディーゼル駆動。
詳しくは分かりませんが、おそらく日本の旧国鉄車両です。 |
最初の頃はとにかくすぐに停車。
それぞれの駅でなぜか2分ほど停車し、
冷房の無い車内はうだる暑さで気を失いそうになります。
全く平気そうにしている現地の方は、はやり慣れているんですね…
それでもアユタヤーまで15バーツ、日本円で約45円!
まさにアメイジング価格!!
ですからなんの不満もありません。 |
一応、検札が。
米欧の方は多かったですが、日本からの旅行者は他に見当たらず。
『扇風機 あるけど意味を なしてない』 |
出発から約1時間、8駅目を出発したあとから、
ようやくスピードに乗り始めます。
全ての車両で窓は全開、風が吹き抜けると生き返る気持ちよさ!
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日本の1.4倍の国土の、実に4割が農地。
お米の生産量も日本の2.5倍以上というタイ。
車窓からは見渡す限りの水田が。空の青さは表現できません。 |
シンハービールを飲んで少しうとうとしていると
、
あっという間に到着予定時間に。
14時36分、8分遅れでアユタヤー駅に到着しました。
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平屋建ての古めかしい駅舎。
出るときにチケットチェックはありませんでした。 |
ツアーや個人でアユタヤーを訪れる場合、
貸切のバスやタクシーを利用する人がほとんどだそうですが、
地元の人と一緒に、地元のお弁当と地元のビールで、
まさに長閑な田園風景を楽しめた、1時間半。
どこまでも澄んだ青い空のような気持ちに、
少しだけなれた気がしました。
今から次の車窓が楽しみでなりません! |
プラシーサンペット寺の仏塔。 |
次回はAmazing Thai 〜ビッグフィッシング編〜
をお送りします。
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