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7月18日 Amazing Thai 〜世界の車窓から編〜


憧れの「鉄道の旅」に行ってまいりました!
選んだのは、全長約4000キロ、
東南アジア最大クラスの鉄道『タイ国鉄』です。
バンコク市内は、1999年にBTS(スカイトレイン:高架式鉄道)



BTSプロンポン駅。初乗りは35バーツ(約100円)

2004年には地下鉄と、最新の鉄道網が整備され、
利便性が大幅に向上しましたが、
バンコクと各地方都市を結ぶタイ国鉄は、
まさに「世界の車窓から」に出てくる長閑な雰囲気のまま。



フアランポーン駅。バンコクのターミナル。
ほぼ全ての列車はこの駅から発着します。
イメージとすれば上野駅でしょうか。

定時制に欠け、また運行本数も最も多く運行されている北本線
(バンコク〜チェンマイ)でさえ、ちょうど1時間に一本となる一日24本。
決して利便性はよくありませんが、とにかく安い!ので、
地方出身者やバックパッカーにも愛用され、
区間によってはかなりの乗車率になります。



とても広いプラットホーム。長閑な雰囲気に感動。

案内プレートでは6番線と書いてありましたが、
それらしい列車は見当たらず。
出発まであと10分というところで、もしや!と思い、
売店の人に聞いてみると、「その列車は7番線に停まっているよ」
あやうく一時間待った列車を乗り過ごすところでした。



高架鉄道ではないので、ホームは地面と同じ高さ。

12時56分、1分遅れで出発。
世界遺産の町、古都アユタヤーまで80キロの旅のスタートです。



タイ国鉄は電化されていないため、全てディーゼル駆動。
詳しくは分かりませんが、おそらく日本の旧国鉄車両です。

最初の頃はとにかくすぐに停車。
それぞれの駅でなぜか2分ほど停車し、
冷房の無い車内はうだる暑さで気を失いそうになります。
全く平気そうにしている現地の方は、はやり慣れているんですね…
それでもアユタヤーまで15バーツ、日本円で約45円!
まさにアメイジング価格!!
ですからなんの不満もありません。



一応、検札が。
米欧の方は多かったですが、日本からの旅行者は他に見当たらず。
『扇風機 あるけど意味を なしてない』

出発から約1時間、8駅目を出発したあとから、
ようやくスピードに乗り始めます。
全ての車両で窓は全開、風が吹き抜けると生き返る気持ちよさ!



日本の1.4倍の国土の、実に4割が農地。
お米の生産量も日本の2.5倍以上というタイ。
車窓からは見渡す限りの水田が。空の青さは表現できません。

シンハービールを飲んで少しうとうとしていると 、
あっという間に到着予定時間に。
14時36分、8分遅れでアユタヤー駅に到着しました。



平屋建ての古めかしい駅舎。
出るときにチケットチェックはありませんでした。

ツアーや個人でアユタヤーを訪れる場合、
貸切のバスやタクシーを利用する人がほとんどだそうですが、
地元の人と一緒に、地元のお弁当と地元のビールで、
まさに長閑な田園風景を楽しめた、1時間半。

どこまでも澄んだ青い空のような気持ちに、
少しだけなれた気がしました。

今から次の車窓が楽しみでなりません!



プラシーサンペット寺の仏塔。

次回はAmazing Thai 〜ビッグフィッシング編〜
をお送りします。

   
 
    
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