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5月21日 国宝 阿修羅展 〜神々しき異空間〜


1872年(明治5年)に創設された、日本最古の博物館、東京国立博物館。
その東京国立博物館で行われた日本美術展の
最多入場者数が更新されようとしています。
それは、
日本人に最も愛されている仏像の一つ阿修羅像が、
半世紀ぶりに東京で展示されている、
興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」です。

5月8日(金)やじうまプラスの『やじ魂』のコーナーでは
『国宝 阿修羅展の人気の秘密』と題してお伝えしましたが、
前回の取材・ロケの際はどうしても時間が限られていたので、
1300年前の美少年にもう一度『お会い』してきました!

上野の東京国立博物館を訪れたのは日曜日。
もちろん覚悟はしていましたが、予想通りの大混雑。


手書きの待ち時間が妙にリアル。

特に今回目立つのが20代や家族連れの姿。
取材したときにも、わざわざ阿修羅を見るために飛行機や新幹線で、
という人が結構いらっしゃいました。仏像人気の広がりを感じます。


いわゆる長蛇の列。
早く阿修羅を目の当たりにしたいという熱気が溢れます。

放送の際にナビゲート頂いた仏像ガールこと廣瀬郁実さんは、
『仏像は見るのではなく、仏様に出会う』ということと
何度もおっしゃっていました。
注)仏像ガールこと廣瀬郁実さん。
  中学時代に仏像に目覚め、大学では日本美術を学んだ仏像のスペシャリスト。
  仏像をこよなく愛し、専門家や興福寺の皆さんも一目置くキュートな女性。


『出会って仏様との空間で、自分が感じたこと』を
大切にすることが一番大事なんだということ。

5月6日、取材で初めてお会いしたときには、
『思った以上に優しいお顔をされている』と感じたわたくし。
2週間ぶりの御対面では・・・
『憂いの中にも、決意を秘めた』お顔に見えました。

仏様を見て感じたことが、
今の自分の気持ちを代弁しているのかもしれない。

そう話していた仏像ガールの言葉を噛み締めました。

そして
なにより感動する事実が、
734年に造像されて以来、興福寺を見舞った幾多の災禍の度に助け出され、
平成の世まで大事に受け継がれてきたこと。
天平時代の傑作と同じ空間を過ごせることの喜びを改めて感じました。


ミュージアムショップもこの混雑。


私も記念にTシャツとふろしきを購入。

門外不出の仏様の数々。

今世紀、東京でお会いできる最初で最後の機会。

皆様も是非、1300年前の息吹を感じてください!


神々しいパワーを頂いて!

ミニ情報:
現在、金・土・日曜・祝・休日は20:00まで、
火・水・木曜の平日は18:00まで
開館時間を延長中!
延長時間帯は比較的館内もゆったりしているとのこと。
阿修羅様とゆっくりご対面されたい方はこの時間帯に是非!
興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」は、
2009年6月7日(日)までの開催です。
   
 
    
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