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3月20日 中継ってなんだ!?
 
川島がお伝えするプロ野球キャンプリポート=キャンプってなんだ!

とかく「いいなあ・・二月に沖縄に行けて!」とか「宮崎牛に鰹のタタキ私も食べたいなあ・・」などキャンプの良きところだけを抽出にて捉えられがちなキャンプ取材について、関係者しか覗けないZONEまで合法的に進入し普段のスポーツにニュースとは一味違った角度から『キャンプってこんなんなんだ!!』をお見せいたします。
(確かに2月の沖縄は東京に比べれば天国だし、宮崎牛の焼肉なんて最高なんですが(><)ちゃんと仕事してるんですよ〜。)

第二弾となる今回は日本三大キャンプ地である宮崎、沖縄そして高知と全てのキャンプをご紹介します!!

@なお選手を撮った写真も多数有るのですが、今は肖像権に対して非常に厳しくユニフォームの写ったものはご紹介できません。尚自分のデジカメで、しかも少ない機会にとっているので写真の数は決して多くありません。あしからず・・・

A中継ってなんだ!?沖縄編(20日〜23日)

中継22日ヤクルト対横浜(浦添)

20日東尾さんと別れ一人、一日一便の小型飛行機で沖縄に移動。
沖縄ではヤクルト対横浜のオープン戦が待っているため少し気合を入れて沖縄に上陸しました。

20日21日は担当記者と徹底的に取材して向かえた中継当日。
放送席にはなんとか中継資料を揃える事が出来ました。
 

しかし地方球場ゆえなんと放送席の時計は丸時計!しかも最初は一時間遅れていてビックリ!!
しかもこの日は強風が吹いていたので資料が飛んでしまったりと結構大変でした・・

通常中継までの流れを簡単に説明すると・・

@前日まで・・鋭意取材を行い担当記者や新聞その他雑誌からも情報を得てそれを資料にまとめます。
地方球場の場合、球場の大きさや特色なども調べ上げそれぞれの特色を放送で盛り込めるよう努力します。

A当日・・人によって少しずつ違いますが試合開始の3時間から4時間前から球場に入ります。
この日は12時からとオープン戦としても早い開始だったので私は8時過ぎには放送席に到着。
基本ラインはまず放送席、リポーター席の確認(地方球場ほど要確認)そして選手コーチ、監督取材して情報収集および確認一時間前には解説、ディレクターとの中継打ち合わせその後巨人戦なんかでは生ジャンクション(PR)が入りVTR中継だった今回は30分ほど前に番組のオープニングを収録。

写真は撮れなかったんですが、高台からは那覇港を望め最高の景色でした。(撮らず後悔・・)中継開始まえ15分前にはヘッドセットを付けてマイクテスト「今回の放送席解説栗山英樹さん・・両サイドリポーターは国吉アナウンサー・・・どんなネタが有りましたでしょうか」
そして放送席ディレクターと入り時間(コメント開始時間)CMタイミングを確認しいざ放送へ!!

今回当日合流だった栗山さんは超ハードスケジュールの為少々ハイテンション気味!?
 

放送中はCMごとに放送席ディレクターと「次何のネタでいきましょうか??」と確認作業。勝ち負けを競う公式戦ではなくオープン戦の場合話の持っていき方は話の持っていき方は千差万別で意外に?ペナントレースより難易度が高いといわれています。
大まかに言ってもリーグ全体の戦力分析それぞれのチームの戦力分析監督・コーチの思惑は・・選手の状態は・・エトセトラ

その中でも一番自分大切にしているのが「開幕一軍生き残りをかける選手たちのドラマ」現在日本のプロ野球の場合1チーム全選手の登録枠は70人その中で一軍のキャンプに参加するのが40人弱。
さらにその中で開幕一軍登録されるのが投手11人から12人野手16から17人の足して28人まで。ご存知のようにプロ野球の場合一軍で活躍しないことには年棒は上がりません。つまり少なくとも28/70に入らなければお飯にありつけない厳しい世界なんです。

ゆえに主力選手の調整具合ももちろん気になりますがやはり少ないチャンスで必死に結果を出そうとする一軍当落線上の選手に目がいってしまいます。

その辺りを念頭に置きつつ、栗山さんの選手目線に立った解説とリポーター国吉アナの生の情報、そして放送席ディレクターさらにサブアナウンサーに付いてくれた桜井アナの適切な指示で無事放送は終了。
 

日本シリーズ以来最初のプロ野球中継ということもあり視聴率も土曜夕方にしては合格点の4.7パーセント。
久々の野球中継でしたが気分よく沖縄を後にしました。

   
 
    
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