それぞれの役柄について聞かれた水谷と寺脇は、やはり演じている人間ならではの的を射た答えを。 「常に冷静で感情を表に表さない右京ですが、実は気持ちはそうじゃないと。シンクロナイズドスイミングの選手も水面はきれいですが、水の中では揺れ動いていますよね。それと同じように、いつも華麗に内面は揺れ動いていたいですね」(水谷)。 「薫のキャラクターを作るとき、豊さんとコンビを組む、という前提で考えたんですよ。ただ、僕自身の理想の男にしようとしているので。こういう男になりたい、という感じですね」(寺脇)。 そんなコメントに「それなら台本を見て“よくぞ自分の心情を読み取ってくれた”というときもあるでしょう?」と司会者に突っ込まれた寺脇だったが、「なんで読み取ってくれないのか、というときもありますね(笑)。そうじゃないだろ、みたいな。まぁ(脚本家と)両方で作り合っていきたいですね。いろいろ失敗もしますが、人間として大事なものは大切にしていくことは考えています」。 その薫と付き合っている美和子だが、その美和子役の鈴木は薫という人間に対してこんな感想を。 「現実にいたらバカじゃないの、って感じですね(笑)。頭に来るときもあるし。あ、寺脇さんは普段はマジメな方ですよ。役を真剣に考えて台本にいろいろ肉付けしてくれて、私もそれに乗ったり乗らなかったりでやっています。2人の関係も大人の関係になっていけばいいんですが、最近どんどん子供化していってバカップルとか言われているんです」。 と、そのとき寺脇が横から小さな声で何事かをささやいた。 「えー、今、寺脇さんがベッドシーンやりたいって。私はあまりやりたくないです(笑)」。 そんな薫と美和子の関係に対して、高樹は「右京とたまきは大人の関係」とアピール。 「愛している人が近くにいると、嫌いになったらどうしようと不安になったりするじゃないですか。右京さんとたまきは籍を抜いて離れてはいるけど、心と心はつながっていると。美しい関係ですよね。あちらの“ただれた関係”とは大きな違いです(笑)」。 |
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