Story


第7話
2012.08.15

 頭部を強打し死亡している身元不明の男性の遺体が発見された。近くにはプルタブが開いた缶コーヒーが置かれていたが、なぜか飲んだ形跡がない。
 犬の散歩に出た女性が「返せよ!」という男の怒声を耳にしていた。その後の真澄(原沙知絵)の報告で死亡推定時刻が女性が声を聞いた時刻と一致している。
 さらに手付かずの缶コーヒーから多量に摂取すると死に至るスリーパーという合成麻薬が検出された。真澄によると、これまでにもスリーパー入りの缶コーヒーを飲んで死亡した身元不明遺体が連続して発見されているという。

 これらの事件に共通しているのは、スリーパー入りの缶コーヒー、遺体の身元が不明であること、そして景色のいい場所で遺体が発見されていること。
 主任でもないのに指揮をとる村瀬(津田寛治)は連続強盗殺人の可能性があるといって、倫太郎(渡瀬恒彦)と直樹(井ノ原快彦)に遺体の身元捜査、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)に事件の地取りを指示。自分と志保(羽田美智子)はスリーパーの出所を洗うと飛び出していくが、そんな村瀬が面白くない青柳はこっそり手に入れた現場近くの防犯カメラの映像を矢沢と分析し始める。そこに映っていたものとは…?

 9係の捜査により少しずつ明らかになっていく事件の真相。その裏に隠された驚くべき事実とは!?