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ドイツ編 撮影日記

ケルン大聖堂とケルン中央駅
サポーター狂騒曲
ケルンからインターシティに乗り込みドルトムントへ向かう予定だった。この日はブンデスリーガのケルンvsドルトムント戦が行われる。ロケ前から列車でドルトムントへ向かうFCケルンのサポーターたちを撮ろうと決めていた。が、試練が待っていた。駅に行くと、我々が乗ろうとしていたインターシティの到着が大幅に遅れるという。さてどうしよう・・どの列車でもいいやとサポーター満載の車両へ。すると今度は、その列車も故障のためキャンセル。なんてこった。もうダイヤがメチャクチャになって、ホームは大混乱。いやはや。ドイツ人は勤勉で時間に正確というイメージを持っている人は多いと思うが、本当のドイツはこんなもんです。嫌いじゃないけどね。
それから1時間ほど経ち、ようやく列車が動き始める。ビールを飲み大声で応援歌を叫ぶ大男たちに囲まれてギュウギュウ詰めの車内へ。まるで日本の朝夕の通勤列車。ドルトムントまでの1時間半、身動きが出来なかった。車内のサポーターたちといえば、相変わらずビールをガンガン飲み、応援チャントを繰り返しながら天井を叩き、窓を叩き、挙句の果てにジャンプまでする。列車揺れてるし。ドルトムント中央駅に到着すると、そのままの勢いでスタジアムへ。ボルシア・ドルトムントには日本のエース香川真司選手が所属していて、我々のカメラを見るとドルトムントだけでなくケルンのサポーターも “カーガーワシンジー ” と歌いながら近寄ってくる。何だか誇らしくて嬉しかった。スタジアム内の撮影許可は下りず、午後4時頃、スポーツバーで遅い昼食をとりながら試合観戦した。
後で知ったことだが、サポーターが持っている観戦チケットには試合当日の近郊列車の無料乗車券が付いている。スタジアムに押し寄せる車の混雑を軽減するための対策らしい。乗車できるのはローカル列車の2等車のみでICE、IC、ECは不可。ということは予定していたインターシティだったら乗車しているサポーターは少なく、面白い画は撮れなかったかもしれない。サッカーの神様が味方してくれた、と思うことにしよう。
ディレクター 福本 浩
ドルトムントに着いても混雑は続く
すし詰め状態の車内