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“食”をテーマに、世界を斬る!
大好評「セカイノニュース・フードスペシャル」VOL.2も、日本はもちろん、アメリカ、北朝鮮の食事情を徹底検証!!

連日氷点下を記録している北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国の平壌。燃料不足は深刻で夜は真っ暗、図書館は暗く、劇場などの公共施設でも暖房が切れているといいます。もちろん食糧不足はさらに深刻。そんな北朝鮮で、先日、ニュース番組にこんな話題が登場しました。それは「もやしの育て方」。ニュースでは、「もやしは育て方が重要です。20度で芽が出ます」「4、5日目がたんぱく質や脂肪、ビタミンCなど一番栄養が豊富です」とアナウンサーが伝えていましたが、手に入る食材が限られているのか、ただで、しかも簡単に育つもやしを国民に勧めているのです。来月には援助物資も切れてしまうという北朝鮮。果たして無事に春を迎えることはできるのでしょうか?

続いてはアメリカ。ハーバード大学の研究チームが、糖尿病にかからないためには、「ピーナッツバターを食え!」と報告。糖尿病というと、甘いものやカロリーの高いものを控えるというイメージがありますが、研究によると、ピーナッツバターを週にスプーン5杯以上食べる女性は、ほとんど食べない人よりも発病率が20%も低く、また毎週ナッツを140グラム以上食べる女性にいたっては30%も低かったというのです。いまのところ効果が確認されているのは成人女性だけですが…。

イギリスの研究者によると、毎日ビールを飲み続けるとなんと骨が丈夫になることが明らかになりました。ビールには骨を丈夫にするミネラル、シリコンが含まれていて、
一日1・5リットルのビールを飲めば、十分なだけのシリコンを摂取することが可能なのだそう。もちろん、カルシウムやビタミン類もあわせて摂ることが必要ですが。

続いては、前回もお伝えしたマグロについて。アメリカでは妊娠中の女性やこどもは食べてはいけないといわれているのですが、そのマグロがいま、乱獲などにより、絶滅の危機に瀕しているといわれています。中でも日本で人気の高いホンマグロは20年前の実に5分の1にまで激減。しかも日本のマグロ消費量は世界の4割とあって、日本に対し、各国から漁獲規制の声が高まっているのです。クジラの次はマグロ…日本の食卓から魚はどんどん消えていってしまうのでしょうか。

寿司ネタとして大人気のエンガワ。しかし回転寿司などで出されるエンガワは、実はヒラメではないものが多いのです。正体はカラスガレイという深海魚。確かにヒラメのエンガワとは書かれていませんが…。そしてアワビ。これも安いものは南米産のロコ貝という、アワビとは全く違う種類のもの。更に驚くべきはアマダイ。実は似ても似つかないキングクリップという魚なのです。「代用品を使うことで安定して安く供給できる。ネギトロなどは色も変わってしまうし、トロだけ使っていたらこんなに並ばない」と、ある寿司店の店主は話しています。大人気の寿司ネタ、ネギトロ。こちらも本物のトロを使っている店は高級店など一部のお店だけ。実際に使われているのは加工品。マグロの赤身を機械ですり身にし、調味料、そして油を混ぜて練っていくのです。すると、まるで本物のような、トロのすり身に変身するのです。このような代用食品は何も魚介類に限ったことではありません。放送でご紹介したとおり、一見見事な霜降り肉も、硬くて食べにくい肉を工場で加工したもの。赤身の肉を機械に通すと、150本ほどの針から和牛の脂肪や調味料をまぜた液体が肉に注入され、赤身の筋張った肉が霜降り肉に生まれかわるのです。しかも高級肉の4分の1という安さで消費者の手にはいるようになります。「硬くて食べにくいものを私たちの手でやわらかくできるのです」とはメーカー担当者の弁。回転寿司やレストランで安く食べられるようになったメニューの裏にはこうした加工品や代用品があったのです。

オーストラリアではパーフェクトな牛肉が誕生しようとしています。企業の研究によって、その牛の肉がやわらかいかどうか、生きたまま簡単に見極める方法が見つかったのです。担当者は「遺伝子には肉をやわらかくするものと硬くするものがあるのです。それを区別することが可能になったのです」と話しています。また、この方法を使ってやわらかい肉の牛だけを選び出して交配させていけば、やわらかい肉、つまりパーフェクトな肉を持つ牛だけを作り出すことが可能になるというのです。

イギリスといえば日本でも大きな問題になった、BSEいわゆる狂牛病が最初に発見された国。そのイギリス産の牛肉をこれまで受け入れていなかったフランスが、この10月、ついに輸入を解禁しました。そんな中、パリで開かれた牛肉展示会でこんな事件が。出席したイギリスの担当大臣、懸命に自分の国の牛肉を売り込むかと思いきや、なんと、食べることを拒否してしまったのです。記者に「大臣自らの売り込みなのに、なぜ召し上がらないんですか?」と聞かれてた大臣は、「いや、フランスが仕切ってることなので…。わたしたちは食べてはいけないんですよ」との答え。この意味不明のいいわけに、国内外で大きな物議を呼びました。その後、あまりに非難が集中したため、この大臣は牛肉を食べるシーンを改めて報道陣に公開しています。

アメリカからはクローン牛の話題。以前「スマ特」で何度もお伝えしたクローン。アメリカの新聞各紙によると、クローン技術で生まれた牛のミルクが、早ければ来年にもスーパーの店頭に並ぶ可能性があるというのです。アメリカ科学アカデミーはすでに家畜に関してはクローンを作っても害は無いと発表、さらに食品医薬局も食用にしても安全との判断をだす見通しとなったためです。ちなみに日本の農水省も「一般の牛との差は認められない」とクローン牛は「安全」だと発表しています。しかし、あのクローン羊、ドリーの産みの親であるウィルモット博士は、「老化が異様に早いなど、すべてのクローン動物には異常がある可能性がある」と警告しています。日本でもクローン牛の肉や牛乳が、近い将来、普通に売られることになるのでしょうか?
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