SmaSTATION!!

GWが始まり、映画界でも続々と大作が公開に！そんななか、最大の話題は菊池凛子のアカデミー賞ノミネートで日本中が注目した「バベル」でしょう。さらに、ディカプリオの最新作「ブラッド・ダイヤモンド」、エリザベス女王自身も見たという「クィーン」など、見逃せない作品ばかり。稲垣さんが太鼓判を押すのは、果たして、どの一本でしょうか。

巨大ダイヤモンドを巡る男女の運命を描く社会派アドベンチャー＆スリラー

【作品DATA】
2006年（アメリカ映画）
監督：エドワーズ・ズウィック
出演：レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスーほか
●サロンパスルーブル丸の内ほかにて、ロードショー

ダイアナ元皇太子妃の悲劇の事故を通じて明かされる英国王室の内幕

【作品DATA】
2006年（イギリス、フランス、イタリア合作映画）
監督：スティーヴン・フリアーズ
出演：ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェルほか
●新宿武蔵野館ほかにて、ロードショー

恋も仕事も失敗ばかりの不器用な青年が夢見るロマンティックな恋物語

【作品DATA】
2005年（フランス映画）
監督：ミシェル・ゴンドリー
出演：ガエル・ガルシア・ベルナル、シャルロット・ゲンズブール、ミュウ＝ミュウほか
●シネマライズほかにて、ロードショー

菊池凛子のアカデミーノミネートでも話題の衝撃のヒューマン・ドラマ！

【作品DATA】
2006年（アメリカ映画）
監督：アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演：ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナルほか
●日比谷スカラ座ほかにて、ロードショ

コミック界の“奇跡”と呼ばれた漫画が、誰も知らない新たなストーリーで映画化！

【作品DATA】
2007年（日本映画）
原作：武論尊、原哲夫
監督：平野俊貴
声の出演：阿部寛、宇梶剛士、石田ゆり子、角田信朗、柴咲コウほか
●丸の内TOEI２ほかにて、ロードショー

――まずは、総論からお願いします。

今回は、上位3作品が非常によかったと思いました。どれも大作・話題作ですしね。下のふたつ…『北斗の拳』と『恋愛睡眠のすすめ』はちょっとマニアックだからね。好きな人は好きかな、っていう感じですね。『バベル』は賛否両論あるみたいだけど、僕はいいかな、と思いました。

――1位は『クィーン』でしたが…。

まあでも、そのときの気分で『バベル』だったかもしれないし…。『バベル』と『クィーン』はほぼ同じレベルだと思います。同率1位、みたいな感じですね。

――『北斗の拳』は、吾郎さんと同じように、「南斗の方が好き」というファンも多いようですね。

そういうものなんですよね。子どものころって、敵役の方を好きになっちゃたりするじゃない？正義の味方よりもね。そういうのと一緒で…。「最初は敵役として登場したけど、後に仲間になって…」っていうようなキャラクターって愛されるんですよ(笑)。ラオウは北斗だけど敵役でしょ。ラオウのファンが多いっていうのもわかるよね。圧倒的に強い、っていうのも愛されるでしょ？

――上映時間が長い作品も多かったようですが…。

見るもの大変だったよ(笑)。舞台稽古中(『魔法の万年筆』(鈴木聡脚本・演出　5／12～6／12PARCO劇場・6／15～6／18大阪　シアター･ドラマシティーで公演)だったから…。

――今月のラインナップではありませんが、今回はスタジオに草ナギ剛さんもいらっしゃるので、改めて『ストリングス』の魅力についてお話いただけますか？

やっぱり新しい試み、っていうのは凄いことだと思う。先駆者になる、っていうのは、勇気も必要だし…。独特の味わいですよね、この映画は。やっぱり人形だからね。でも、その人形に魂が入ったと思える瞬間から、面白くなるんじゃないかな？　最初は違和感があるけど、それは仕方ないと思う。

――声優としての草ナギさん、香取さんについては？

まあ、今回が初めてっていうわけじゃないしね。でも、想像以上に良かったですよ。キャラクターにも凄く合っていたと思う。あの無表情な人間が、段々、剛に見えてきたくらいだからね。中谷美紀さんも、優香さんも、凄くよかった！