◆今月の『月イチゴロー』は…上位3本はもちろん興味深いんですが、一番好きなのはミシェル・ゴンドリーですね。5位っていうのは納得がいかなかったけれど、4位に置くしかない、っていう感じで…。吾郎ちゃんもそうだったと思うけど、上の3本は順位をつけられないくらい、気になる。吾郎ちゃんのコメントを聞いていても、批判はなかったもんね。あの順番を決めるのは相当大変だったんじゃないかな？◆その中でもやっぱり『クィーン』には衝撃を受けました。ヘレン・ミレン、素晴らしいですよ。女王陛下のことを知っているようで知らないんだけど、そっくりだと思っちゃう。実際、凄く似てるけど、それは特殊メイクをして…っていうことじゃなくて、感情でそこまで持っていって近づけてる。それが、クィーンの素顔に思えてきちゃうくらいに…。しゃべったりしていないで、寂しげな表情をしているところとか、引き込まれました。吾郎ちゃんも「歴史上の人物をやってみたくなった」っていってたそうだけど、その気持ち、わかります。ボクもさっきVTRを見ててそう思ったけど、「あ、近藤勇やったんだ…」って思い出した(笑)。でも、他の役もやってみたいな◆デンマークは、楽しそうでしたね。まるで夢のような…。撮影の合間合間で、草ナギのアニキがホントの独り言で「…ここに住みたいなぁ」って言うんですよ。だから「住みたいけど、SMAPどうすんだよ？仕事あんだし、帰んなきゃ！」って言ったら「……うん………住みたいなぁ…」って言ったときは、アブないなって思いました。「この人、本気だな！」って(笑)。彼の突拍子もないところから考えると、あの目は本気でした。しかも、デンマーク語に興味を持っちゃって、最近、よくしゃべってるんですよ◆北欧に関しては、実は残してたようなところがあるんですよね。先の楽しみじゃないけど…。ゆったりな場所、っていうイメージがあったんで、ゆったりした中で行きたい、って思ってた中で、このスマステのロケで、凄い早さで博物館を回ったりしたときに、嬉しさ80％、悔しさプラス80％みたいな(笑)、100オーバーしちゃうような気持ちになりましたね。博物館は、ホントに1個ずつゆっくり見たかった…。そう思ったときに、「やっぱりゆっくり来るべき北欧だったのかなぁ…」って思いました◆『ストリングス』が生まれた、っていうのも凄くわかります。映画とかを作るっていうことで考えても、羨ましい国でした。ゆったり時間が流れている場所っていうのは、頭の中もゆったり出来てミスがない、と思うんです。ミスにも気づきやすいですよね。東京ってせわしいじゃないですか。その中で、ミスがないように瞬間的に判断しなければいけないでしょ。そういう仕事をさせていただいてるボクとしては、監督が「いやぁ、4年もかかっちゃってさぁ…」っていうのを聞くと…。この間、木村くんとも話してたんだよね。「羨ましい…」って木村くんも言ってました。 (編集長：香取慎吾)

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